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ケンカ?いやがらせ?園で嫌なことがあったときは、“子ども中心”の対応を。
声かけのシーン(背景・導入)
「あのねママ…Aちゃんに意地悪されたの…」
「パパァ…Bくんが最近無視してくるの…」
子どもが泣きながらこんな報告をしたら、どうしますか?
(なんてこと!うちの子になにしやがる!)
と、真っ先に相手のご家庭や園の先生に訴えたくなるママパパもいることでしょう。しかし、こんな時こそ大切な基本的姿勢は、“子ども中心”であることです。
親が勝手に(本人の意思を確認しないまま)勢いよく動いてしまい、あとから子どもが「そんなこと望んでいなかった!」「おおごとにしたくなかったのに!」と悲しい気持ちになることがあります。
嫌なことがあったら、本当はどうしたかったのか、この先どうしたいのか、ママパパに何をしてほしいのか、子どもに“聞き”、“子ども中心”の対応を実践してみましょう。
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こんな「声かけ」がおすすめ!
①まずは何があったのか、子ども目線の言い分を聞きましょう
「意地悪されたって、どういうことがあったのか教えてくれる?」
「無視されるって、どんな感じだったのかお話してくれる?」
子どもの言うことは100%事実ではありません。しかし、その子にとってはそれが“主観的現実”になります。多少、自分にとって都合の悪いことがなくなっていたり、オーバーに脚色されていたとしても、子どもの言い分を丁寧に聞き取ってあげる、という姿勢が大切です。
②どんな気持ちになったのかを表出させ、いたわりましょう
「無視されたとき、どんな気持ちになった?」
子どもが「悲しかった」と言ったら、そのまま「そっか。無視されて、悲しかったんだね」と受け止めます。
③どうしたかったのかを言語化させましょう
「本当はBくんと、どうしたかったのかな?」
→子どもが「ゲームのことをもっとお話ししたかった」と言ったら、そのまま「そっか。Bくんとゲームのことを話したかったのに、返事がもらえなかったんだね」と受け止めます。
④どうしたいのかを聞き取りましょう
「〇ちゃんは、Aちゃんと、どうしたい?」
→「仲良くしたい」と言ったら、「そっか。Aちゃんと、仲良くしたい気持ちなんだね」と受け止めます。
⑤アイディアを尋ねてみましょう
「Aちゃんと仲良くするために、何か良いアイディア、ありそうかな?」
良いアイディアを浮かばせることが目的ではありません。幼いなりに問題解決を試みる、という時間を作ることが大切です。
⑥ママパパが味方だと伝えつつ、何をしてほしいのか聞き取りましょう
「ママパパが味方だからね。〇ちゃんがAちゃんと仲良くできるために、ママパパにしてほしいことあるかな?」
「〇ちゃんがBくんとゲームの話をするために、ママパパにお手伝いできることあるかな?」
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