怒られても反省しない、反省した態度を取らない子どもに親ができること

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あそびと声かけ

怒られても反省しない、反省した態度を取らない子どもに親ができること

最終更新：2025.08.17

記事の目次

声かけのシーン（背景・導入）

おすすめの声かけ（結論）

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こっこ先生

臨床心理士、公認心理師

・大学、大学院で発達心理学と臨床心理学を修了
・認定心理士、臨床心理士、公認心理師の資格を取得
・医療と教育分野に10年以上従事する現役心理士
・子どもから高齢者までの幅広い臨床経験
・厚生労働省認可のもと公認心理師実習指導者として後進に育成にあたる

【職務経歴】
・教育委員会の教育相談
・国立、大学病院等の精神科、心療内科、神経科、児童精神科
・製薬会社の治験（新薬開発）における心理評価

【職務経歴】
・心理学の専門的知識
・心理相談、カウンセリング、心理療法、プレイセラピー
・心理検査（発達/知能/性格/認知/うつ/不安等）
・研究論文執筆や学会発表
・心理実習生の指導
・大学や研修会での講師
・Podcastラジオパーソナリティ

声かけのシーン（背景・導入）

反省させるって、難しいですよね。

「反省する」という行為は、
①自分の行動を振り返り、問題点を認識する
②客観的に相手の気持ちを想像する
③自分の非や弱さを受け入れる
といった高度な認知能力や社会性が求められます。

これらのためには、自分を客観的に見る力（メタ認知能力）と、内面を深く掘り下げる力（内省力）が必要です。感情の渦中にいると、物事を冷静に判断するのは難しいものです。感情と事実を切り離し、まるで「もう一人の自分」が自分を観察するように、客観的に状況を捉える力を育てる必要があります。

また、「なぜ自分はそのような思考や感情に至ったのか」を深く掘り下げる力も不可欠です。自分の価値観、思い込み、思考の癖などに気づくことで、根本的な原因にたどり着くことができます。

まだ幼いお子さんや、ADHDやASDの特性がある場合、これらを自力でスムーズにこなすのに難しい場合があります。
そのような場合に、親ができることを紹介します。

あそびの可能性が広がる！！
おすすめの声かけ

ママパパは、二人が喧嘩しているのを見るとても悲しい気持ちになる

■大事な話であることを伝える
低い声で子どもの名前を呼び、視線を合わせます。
「〇〇くん（ちゃん）、ママパパとお話しよう」「ママ（パパ）の方を見て」と声をかけ、まずは興奮状態から落ち着かせます。

■自分がなぜ怒られているのか具体的に伝えて理解してもらう
①客観的事実だけ伝える
「さっき、弟が使っていたおもちゃを、無理やり取ったね」
② それがいけない理由や影響を伝える
「そうされると、弟くんは悲しくて泣いちゃうんだよ」
「無理やり取るのは、わるいことだよ」
「ママパパは、二人が喧嘩しているのを見るとても悲しい気持ちになる」

■どうすれば良かったかを一緒に考える
「あなたがおもちゃで遊んでるときに、無理やりとられたらいい気持ち？」
「弟が遊んでいたら、どう知ればいいと思う？」
「弟になんて言ったらいいと思う？」