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【子ども同士のトラブル】他の保護者が申し訳なさそうに謝ってくる時の優しい声かけ
声かけのシーン(背景・導入)
子どもたちの遊び場、例えば児童館や公園は様々な世代の子ども達とコミュニケーションのとれる場所です。
時にはトラブルに遭遇して、どのように問題を解決するのかを親子で学ぶ良い経験のできる場所でもあります。
しかし、衝動性と多動性の特性が強く、「貸して」よりも先に手が出てしまう息子とのおでかけは、それなりの覚悟が必要です。
“すべり台の順番を抜かしちゃった”
“お友達のおもちゃをとってしまった”
子育てしていれば良くある光景ではありますが、特に衝動性の強い子やこだわりの強い子はトラブル続き。帰る頃には親子でヘトヘト。
「ごめんなさい。すみません」
気づけば、いつも謝っている私たち親子。
だんだんと人の多いところに行くのがしんどくなってしまいます。
息子は言いました。
「なんでいつもママは謝ってるの?」
「本当は僕、友達がほしいんだよ」
、、そうだよね。
息子は、ただ遊びたくてすべり台に駆け寄ったわけだし、お友達が遊んでいたおもちゃが面白そうだったから手を伸ばした。
それが、ほんの少し分かり合えなくてトラブルになってしまった。
どうしたらいいんだろう、と悩んでいた時に出会った親子とのエピソードを紹介します。
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こんな「声かけ」がおすすめ!
ある日、いつものように児童館に行き、いつものようにお友達の遊んでいるおもちゃを奪ってしまった息子。
「すみません」
と一言謝って親子でその場を去ろうとした時、
「いいえ、お互いさまです」
そう言ってくださったお母さん。
さらに、一緒にいた男の子が、
「これで遊びたいの?じゃあ、一緒に遊ぼうよ。」
と言ってくれました。
その言葉にはっと気づかされました。
誰だって同じような場面を経験して、同じように悩んで一喜一憂し試行錯誤しながら子育てしているんだ。
その事をみんなわかってはいるけれども、どこか気を使いながら子育てをしている。
「お互いさまです」
その一言で気持ちは軽くなるし、どんなに心強いか。
素敵な言葉だなぁと思いました。
あの頃に比べたら成長して周りの状況も少しずつ見えてきている息子。
何度か同じ経験をして、もう少し胸を張って子育てをしていいんだ、と思えてきた私。
もし、同じように申し訳なさそうにしている親御さんと出会ったら、
「お互いさまです」と声をかけたいな、と思っています。
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