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【集団登校】登校班・下校班で起きやすいトラブルと家庭で出来る対策法
記事の目次
サマリー
小学校1年生になると、地域によっては登校班での登下校が始まることがあります。しかし自治体によりますが、登下校でのことは、学校の管轄外であることが多いです。
大きなお兄さんお姉さんと一緒に歩くことも、一見安心感があるように見えますが、上の学年の子ども達も初めての班長さん、副班長さんで、1年生と歩くことに慣れていません。
この記事では、子どもが登校班などで登下校する際に生じがちなトラブルや注意点について触れつつ、家庭で出来る対策をご紹介していきます。
記事の執筆者
小学校の登校班で発生しがちなトラブル・注意点
最初の数ヶ月は、登校班・下校班と一緒に歩いてくださる付き添いの保護者の方も多いですが、夏を過ぎる頃にはだんだんと減っていきます。
そこで起きてくるのが以下のようなトラブルです。
■列が途切れて、一人になってしまう
一人になった子供が道に迷ったり、危険な場所に入り込んでしまう可能性があります。
特に低学年の子供は方向感覚が未熟なため、一人での行動はリスクが高いです。
■入ってはいけない場所や道を通ってしまう
立ち入り禁止の場所や危険な道を通ることで、事故やケガをしてしまう可能性が有ります。
■追いかけっこなどで、車道に出てしまう
登下校中に追いかけっこをして遊んでいるうちに、車道に飛び出してしまうことがあります。
■並んで歩いて、道を塞いでしまう
複数の子供が並んで歩くことで、他の歩行者や自転車、車の通行を妨げてしまうことがあります。
■止まって、おしゃべりをしてしまう
通行の妨げにもなります。
また、立ち止まっている間に注意が散漫になり、周囲の危険に気づかないことがあります。
■大声を出して周辺に迷惑をかける
近隣住民や他の通行人に迷惑をかけることになります。
■生垣や駐車してある車などに、いたずらをしてしまう
他人とのトラブルを引き起こす可能性もある上でに、子供自身も怪我をするリスクがあります。
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登校班でのトラブルを避けるための対処法
「家庭での話し合い」
「登下校の付き添い」
「保護者同士の連携」
の観点から説明していきます。
■家庭での話し合い
・何かあったときに学校に戻るのか、周りに頼るのか
・家、学校への連絡の仕方
・どうしてもトイレに行きたくなってしまったら、どうするか
・自分が歩けない時に、他の班の子をどうするのか
・具体的なトラブルになりそうな危険個所の確認
ご家庭の事情や、通学路の距離にもよると思いますので、良く起きそうなトラブルを想定して話し合っておきましょう。
■登下校の付き添い
●登校
登校初日は、保護者が学校まで一緒に歩いてあげるといいでしょう。
1年生と高学年では体格がかなり違います。
高学年の児童の普通の歩く速さは、1年生には速過ぎる場合があります。
慣れるまで、荷物が多い日はランドセルだけにして、登校班の後ろから荷物を持ってついていくのもいいでしょう。
班長さんに、
「慣れるまでは、少し、ゆっくり歩いてもらえる?」
とお願いするのもいいですし、
「横を一緒に歩くね」
と、手を引いてあげることがあっても、大丈夫です。
入学してすぐは、学校に行くこと自体が嫌にならないように、お子さんの様子を見ていきましょう。
登校班で登校することに一生懸命になり過ぎないことも大切です。
●下校
1年生だけで帰る下校班は、特に注意が必要です。
金曜日はたくさんの持ち帰り品で手が塞がりますし、雨が降る日は視界が悪くなります。
高学年が20分で歩く道を、40分もかけて歩いて帰ることもあります。
班の誰かが転んでしまって、絆創膏が必要だったことも、一度や二度ではありませんでした。
できるだけ、1年生のうちは、誰かが一緒に歩いた方が安全です。
「上手に歩いてるね」
「歩道からはみ出さないようにして歩けてるね! その調子!」
「横断歩道は、どうやって渡るんだっけ?」
「車が来るよ! どっちに寄るんだっけ?」
「怪我しちゃったり、何か起きた時は、あのお店に助けてもらうんだよ」
班の子どもたちを励ましたり、安全の確認をしながら、一緒に歩いてみましょう。
学校の様子や、クラスの様子なども教えてくれることがあります。
■保護者同士の連携
子どもたちだけに任せず、保護者同士で連絡を取り合って、安全に登下校できる体制を整えるとともに、班長さん、副班長さんに伝えておく必要のあることをまとめておくことも効果的です。
登校班内でお休みや、遅れる時に、連絡が取れるようにLINEグループなどを作っておくと便利です。
急な体調の変化で学校をお休みすることがあったり、天候の悪化や、災害などで学校の登校が任意になることもあります。
出欠がわかるようにしておくと安心ですね。
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