絵本『メガネをかけたら』｜内容紹介・声かけ

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絵本『メガネをかけたら』｜内容紹介・声かけ

最終更新：2025.02.06

記事の目次

声かけのシーン（背景・導入）

おすすめの声かけ（結論）

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カッピー

元小学校教員で、学級担任として約10年間勤めました。
現在は自宅保育にて1歳の息子を育児中です。

小学校教員時代から絵本や児童書が好きで、「子どもたちに本の楽しさを知ってほしい」という思いからさまざまな取り組みを実践してきました。
今でも図書館が大好きで、息子と一緒に毎月通っています。

これまで小学生の子どもたちと関わってきたこと。
そして今現在、自分の子どもと過ごす日々のこと。
自分の経験が何か一つでもお役に立てるように、情報発信できればと思っています。
よろしくお願いします。

★絵本・児童書紹介ブログ★
あひるのあしあと～おはなしおしえて～
https://ahirunoasiato.com/

声かけのシーン（背景・導入）

これは、メガネをかけなくてはならなくなった女の子が主人公のお話です。

女の子のクラスには、メガネをかけている子が誰もいません。
メガネをかけるのを嫌がる女の子は、メガネ屋の店員さんや家族にメガネ姿をほめられても、なだめられても、受け入れることができません。

この絵本では、初めてのこと、そして「自分だけ」のことに不安が大きくて、素直になれない女の子の気持ちが描かれています。
そして、そんな女の子の周りの人々の優しさ、あたたかさが感じられるお話です。

初めてメガネをかけるとき、「自分だけ嫌だな」「笑われたらどうしよう」と、不安になる子はたくさんいます。
メガネだけでなく、散髪したときや、新しい服を着るときなどにも、人前に出るのを嫌がる子もいます。
いつもと違う自分を見せるのに抵抗があり、不安な気持ちが大きくなってしまうのです。

そんな子どもたちにオススメしたいのが、この『メガネをかけたら』の絵本です。

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おすすめの声かけ

不安に思うのは〇〇ちゃんだけじゃないし、恥ずかしいことなんて何もないよ

まずは一緒に絵本を読んで、女の子の気持ちに寄り添ってあげましょう。

「自分だけって思うと、不安だよね」
「周りに何を言われても受け入れられないことってあるよね」
など、不安な気持ちを受け止めるような声かけをしましょう。

そして、子どもの思いを聞き出します。

「どんなことが不安かな？」
「心配なことはある？」
などのように、どんなところに不安を感じているのか聞いてみましょう。

このとき、自分（親）の体験談などあればお話してあげるといいですね。

「お母さんも初めてメガネをかけて学校に行くとき、不安で眠れなかったな」
「初めてのことって、不安でドキドキするよね」
と、自分が不安に感じたことのあるエピソードを聞かせてあげましょう。

そして、子どもの思いに寄り添い、安心できるような声かけをします。

「不安に思うのは〇〇ちゃんだけじゃないし、恥ずかしいことなんて何もないよ」
と、不安に感じるのは自分だけではないということを伝えてあげましょう。

また、「メガネをかけていても、かけていなくても、どんな〇〇ちゃんも大好きだよ」と、どんな姿でも大好きだという思いを伝えてあげてください。
子どもが自分の新しい姿を受け入れられるよう、たくさんの安心感を与えてあげられるといいですね。