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注射を怖がる子どもの心理と対策:どっちの方が痛かった?
記事の目次
サマリー
注射が怖くて、毎回暴れてしまうお子さんは多いと思います。痛みが嫌だということもあるでしょうし、その場面そのものが怖いというお子さんもいるでしょう。
子どもの頃の痛みや恐怖は、長く人生に影響します。
我慢したり、押さえつけたりしてどうにか注射するということより、恐怖や痛みを感じない方法を探すという選択肢を増やしていく時代になってきているように思います。
お子さんが感じる恐怖感がどれほどなのかをよく観察して、「我慢」で対処して大丈夫なのかを考えることも忘れずにいましょう。
この記事では、子どもにとって「怖い」注射を前にして、子どもとどのようにコミュニケーションをするのか、具体例を紹介します。
記事の執筆者
注射の痛みはどこからくる?その心理は?
注射の痛みは、本人の皮膚感覚の過敏さや、注射を受ける部位、看護師さんやお医者さんの慣れや技術、緊張感などによって違ってきます。
いくら安心させようと「大丈夫」と繰り返しても、どうにもならない場合もあります。
子どもの頃の恐怖体験から、注射恐怖症になってしまって、大人になっても注射の場面で迷走神経反射がおきてしまう人もいます。緊張しすぎて気持ちが悪くなったり、倒れてしまったりするのです。
針を刺されるのですから、回数を重ねても慣れないのは仕方のないことです。取り返しのつかない恐怖症になってしまう前に、医療機関に注射が苦手だと伝えて、協力を仰ぐことが大切です。
最近、皮膚感覚の過敏なお子さんに、注射前に麻酔テープを貼っておく方法があると知りました。私もその時知っていれば、子どもが泣き叫ぶ時に医療機関に使用をお願いしたかもしれません。
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注射を怖がる子どもへの気の逸らし方
注射は行きつけの病院、行きつけのお医者様で受けるようにします。
新しい病院などでは緊張感が増してしまう子もいます。
『いつものお医者さん』を持ちましょう。
順番が近づいてきたら注射ごっこをします。
「じゃあ、これから注射しますよ。チクッっとしますからね」
といって、子供の手を小さく抓ります。痛すぎないようにしてください。本当に、ちくっとするくらいです。
「どう? すごくすごく、すご~く、痛かったでしょ? 本当の注射くらい痛いでしょ?」
子どもは、「全然痛くなかったよ」と答えるでしょう。
「そうかな、絶対このくらい痛いとおもうけどなぁ」
「どのくらい痛いかお母さんの手も抓ってみて」
今度は子どもが母の手をつねります。
「あ、これは痛いね、〇〇君の注射くらい痛いかな?」
お子さんは、お母さんが注射を受けさせたくて言っているんだなと思うので
「本当の注射の方が痛いとおもう」と主張します。
「じゃぁ、どっちが痛かったか、お医者さんの注射とくらべてみてよ! 絶対お母さんの注射の方が痛いと思うよ」
「ほんとの注射の方が痛いって」
確かめるためには注射を受けてみなければなりませんね。
「注射が終わったら、どっちの方が痛かったか教えて」
注射が怖いのは変わりませんが「どっちが痛いか」というゲーム性がでてくると、少しは診察室に入ってみる気になるかもしれません。
結局、怖がりの息子には通用しませんでしたが、娘は面白がって診察室に入ってくれました。
何をしてもダメそうなときは、注射が痛くなくなる局所麻酔テープが使えるかどうか、お医者様と相談してみてください。
注射の恐怖に対する記事がございましたので、参考にしていただければと思います。
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こんなお子さんにおすすめ!
お役立ちコンテンツ
参考・外部リンク
子どもの時に痛み緩和 https://medical.jiji.com/topics/706 #時事メディカル
こどもとおとなのワクチンサイト 痛くないワクチンのうちかた
https://www.vaccine4all.jp/topics_M-detail.php?tid=24
こっこ先生
注射が極端に苦手な子にしてあげられること
https://ch-playlist.com/recipe_public/969