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新しい安全対策の本「子どもは「この場所」で襲われる」
記事の目次
記事の執筆者
声かけのシーン(背景・導入)
子どもを危険から守る新しい視点を与えてくれる防犯の本の紹介です。
子どもへの安全確認として、
・暗い道に気をつけなさい
・人通りの少ない道に気をつけなさい
・不審者に気をつけなさい
という注意喚起をしていませんか?
この本を読むと、この注意の仕方が不十分どころか、防犯になっていない場合もあることがわかって驚きます。
防犯知識を根本から見つめなおす大変有意義な内容になっていますので、ぜひ手に取ってみてください。
【第1章 あなたの防犯知識は間違っている】
今まで学校などで言われていたことでが不十分であったことが丁寧にせつめいされています。
「不審者」という言葉が存在するのは日本だけだと書いてある箇所にはっとさせられます。
【第2章 「人」ではなく「場所」で犯罪を防ぐ】
危険なことが起きてから対処するのではなく、危険な場面に出会わないことが大切なのだそうです。そのために注目すべきは、人よりも場所であると説明されています。
危険な場所を見分ける「景色読解力」をつけることが必要だ、という箇所にはアンダーラインを引きたくなりますね!
【第3章 子供を守るためにあなたができること】
大人が子どもに具体的にどのようなことを言い聞かせて危険回避能力を上げていくのかが書かれています。
公共機関でのマナーの悪さが犯罪者を刺激してしまうということも踏まえて、ルールの確認することが呼びかけられています。
【第4章 地域ぐるみの対策で子供を守る】
地域防犯の落とし穴が述べられています。
町内会やPTAとして安全確認の時にとても参考になる内容だと感じました。
【第5章 進化する防犯理論~海外と日本の防犯事情~】
国際化する日本の安全神話に警鐘を鳴らし、世界スタンダードの防犯意識の切り替えを提案されています。
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家の周りをいっしょに歩いて危険個所の確認をします。
「この道は家が全部向こうを向いていて、窓が全然ないから危ないね」
「ここはガードレールがないから、車が近づいてきたら、車に引き込まれやすい場所だね」
本で学んだことを、親子で把握しておくことで安全性が上がります。
交通安全も絡めて、予測する防犯を心がけましょう。
「こういう場所では、どんな事故が起こると思う?」
「こういう場所で話しかけてくる大人には気を付けて。大人は子どもに道を尋ねないよ」
危険個所を把握して、見守りを続けていきましょう。
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