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すぐに泣く3-5歳児への対応法:感情コントロールと親の声かけのコツ
少しのことで泣いてしまうので、対応が難しいと感じている方も多いと思います。
「何とかしてあげなくちゃ」とおろおろしたり、
「そんなちょっとしたことでいちいち泣かないでよ…」とうんざりしてしまうこともあるかもしれません。
「うちの子はわがまま?」「弱虫なのかな?」そんな風に悩んでおられるパパママもいるかもしれませんね。
この記事では、泣くことの意味や大切さ、すぐに泣いてしまう要因について言及しつつ、どのように声をかけていけばいいか、解説しています。
泣くことの大切さと、すぐに泣いてしまう要因
泣くことが周囲への信頼や自己肯定感につながる
まず前提として泣くことは全く悪いことではありません。赤ちゃんの頃は、泣くことが大切なコミュニケーションの手段です。
「不快を感じる→泣く→周囲の大人が解消してくれる→快感を感じる→周囲への信頼や自己肯定感が育つ」
このようなサイクルによって、自分は周りから大切にされる存在だという感覚が育っていきます。
大きくなってからも、自分の中で処理しきれない感情を泣くことで表現し、浄化することができます。
すぐに泣いてしまう要因
感情のコントロールが未成熟
感情のコントロールができるようになるためには、本人の気質もありますし、周りの大人に助けてもらう経験を積むことも必要です。
気持ちを理解して言葉にしてもらうことで、子どもは安心してその出来事を受け止められるようになっていきます。
人一倍繊細で敏感な感情を持っている
繊細な感情を持つ子、心の動きに人一倍敏感な子もいます。
他の子にはささいなことでも心への刺激が大きく感じられるため、「泣く」という形として表れやすくなります。
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すぐに泣いてしまう子どもへの声かけ例
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どのように声を掛けたらよいかをまとめました。
気持ちの受け止め
子どもが泣いていると焦ってしまうかもしれませんが、無理に泣き止ませようとせず、
「泣いてもいいんだよ」
という気持ちで対応しましょう。
子どもがなぜ泣いているのか、子どもの話をよく聞いて否定せずに気持ちを受け止めてあげます。ひとしきり泣いて子ども自身が気持ちを切り替えていくのを助けます。
ただし、泣くことで周りをコントロールして自分の思いを通そうとする場合には、注意が必要です。
例えば、泣いたからお菓子を買ってもらえた、泣いたから順番を譲ってもらえた、泣いたからおもちゃを貸してもらえた、など、常に泣くことで周りの人に優遇してもらっていると、泣くことが「手段」になってしまいます。
言葉での表現への置き換えを教えていく
言葉でコミュニケーションをとることができるようになってきたら、言葉での表現に少しずつ置き換えていくようにしましょう。
してほしいことがあって泣いているときは、
「〇〇ちょうだい」
「〇〇してください」
「お願いします」
と言うんだよと教えてあげます。
それでもいつも思い通りにいくとは限りませんね。
そんなとき、子どもは大泣きして何とか希望を通そうとすることでしょう。
でも、「思い通りにいかないこともある」ということを経験していくことはとても大切なことです。
「気持ち」は受け止めつつ、毅然と「ノー」を伝えて大丈夫です。
共感を示しつつ、適応的な行動を教える
思い通りにいかなくて泣いている時は、悲しさ、辛さ、苦しさを自分の中に受け止めるために周りの共感を必要としていると考えて対応します。
かなわなかった思いを受け止め共感的に言葉かけをし、思いを消化できるように助けてあげましょう。気持ちを理解してもらうことで子どもの心が柔軟になっていきます。
「先にやりたかったのにできなくて悲しかったね」
「負けちゃって悔しかったね」
「おもちゃ買ってほしかったね」
「一緒に遊びたかったよね」
そのうえで適応的な行動や考え方を教えます。
「順番に並ぶとできるんだよ」
「一生懸命練習したらきっと勝てるよ」
「お誕生日に買ってあげるから楽しみに待っていようね」
「相手の子もやりたいことがあるのかもしれないね」
自己主張することを教える
相手に明らかに間違ったことをされて泣いている場合は、
「叩かないでって言おうね」
「おもちゃ取られちゃったね。私が使ってたから返してって言おうか」
と、自己主張することも教えてあげましょう。
心が繊細で、誰かがかわいそうと感じて泣いたり、少しの刺激でも怖さ、不安を感じて泣く子もいますね。
「他の人にはちょっとしたことでも、〇〇ちゃんにとってはとても悲しいんだよね」
とただ寄り添って受け止めてあげるだけで子どもは安心します。
リラックスできる方法や気持ちを落ち着ける方法を一緒に探してみましょう。
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