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子どもと一緒に読む『発達障害「できないこと」には理由がある!』
声かけのシーン(背景・導入)
ADHDの当事者が、どう感じ、どう考えているのかという視点を知ることが出来る本のご紹介です。
ADHDの特性みられるお子さんと一緒に読むことで、より特性の理解を深めるきっかけになるでしょう。
似た行動がみられるお子さんが読んだときに、共感や、解決の糸口を見つけるきっかけにも繋がります。ぜひお子さんと一緒に楽しんでください。
本文では、漫画家、かなしろにゃんこ。先生の息子、「りゅうた君」の体験談が漫画で語られ、そのエピソードについて専門家の前川先生が解説、支援の工夫とヒントを述べる構成になっています。
りゅうたくんのエピソードは
→落ち着くことができない
→「やりたい」と思ったら止まらない
→集団行動ができない
→どうしても授業に耐えられない
→危険な遊びやめられない
→器用にできない
→甘えるのをやめられない
→「こだわり」がやめられない
など、我が家でも、息子と一緒に読んでいて、そうそう!あるある!と大きくうなずいてしまうような内容ばかりでした。
本に出てくるリュウ太君は、今は成人していて、自分のエピソードを振り返ってコメントをしてくれています。
大人になっていく彼の姿は「この子、将来どういう大人になるんだろう?」という保護者の方の心配に寄り添うもので、同じ特性を持つお子さんや家族の心強い道しるべになってくれています。
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ADHDの特性を持つ家族が、お子さんと一緒に読んで、行動をより深く理解するのに役に立つ内容になっていますが、お子さん自身が言葉にできなかったことを吐き出すきっかけになることもあるようです。
「〇〇君と同じことしてるね。〇〇君もこんな気持ちになる?」
息子に聞いてみると、りゅうたくんと同じこともあるが、まったく違うこともある、との答えでした。
言語化してみることで、当事者が何に困っているのかが、明確になることも。
お子さんの行動の理由を聞いてあげるきっかけにもなりますね。
受診を迷われているご家庭に、この本をおすすめしたところ、
「そうなんだよ! 僕ね、りゅうた君とおんなじこと思ってたんだ」とお子さんが言い出して、受診につながったこともありました。
「ちゃんと理由があるんだね」
と周囲が受け止めることは、子どもたちの生活を明るく支えるものになります。
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こんなお子さんにおすすめ!
参考・外部リンク
https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000367601