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絵本「あなたが守る あなたの心・あなたのからだ」内容の紹介と読み方
最終更新:2024.09.22
記事の目次
サマリー
絵本「あなたが守る あなたの心・あなたのからだ」は、CAP(Child Assault Prevention)という活動について紹介した絵本です。子どもの三つの権利「安心して」「自信を持って」「自由に」が奪われそうになったと想定して、それぞれの場面で、どう行動すればいいのかをロールプレイ形式で学ぶことができます。
この記事ではCAPについて説明をしつつ、絵本を通じて子どもと一緒にどう学んでいくかを説明しています。
記事の執筆者
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CAP(Child Assault Prevention)とはなに?
CAP(Child Assault Prevention)という活動をご存じでしょうか?
この絵本ではCAPの考えに基づき、子どもの人権の考え方や、具体的な身の守り方が易しく紹介されています。
■CAPについて
CAPセンターJAPANのホームぺージには、
「CAP(キャップ)とは、Child Assault Prevention子どもへの暴力防止の頭文字をとってそう呼んでいます。子どもがいじめ・虐待・体罰・誘拐・痴漢・性暴力など様々な暴力から自分の心とからだを守る暴力防止のための予防教育プログラムです。」
とあります。
■絵本の内容紹介
この絵本では「アメリカで開発されたCAP(子どもへの暴力防止)教育プログラムを、会話形式で三つの権利(「安心して」「自信を持って」「自由に」 生きる)の確認をしたあと、
「三つの権利がとられそうになったら」と想定して、
・いじめ
・誘拐
・性虐待
のそれぞれの場面で、どう行動すればいいのかをロールプレイ形式で学ぶことができます。
私自身、子どもの通う小学校で行われた人権教育プログラムに参加して、初めてCAPの活動を知りました。
CAPでは、教職員向け、保護者向け、子ども向けのそれぞれのワークショップがあるそうで、危険が起きた時の声の出し方や、子どもの視野についてなどを教えていただけます。
今現在、悩んでいる子どもたちには、声をあげる勇気につながり、安心安全な生活を送っている子どもたちにも、もし身近でこういうことが起きたらと、想像して考えてみる機会となる本です。
広告部分

CAPについて、子どもとどう話すか?

だれでもいいから、おとなに知らせるのもわすれないでね
絵本を読んだ後に、
「あなただったらどうする?」
と、質問がたくさん書かれたページがあります。
例えば、
【 11 もし大好きな友だちから、「あたしの友だちだってこと、証明するために、〇〇さんのくつをかくしなさいよ」といわれたら……あなただったらどうする?】P41
という質問があります。大人でも頭を悩ませる問題ですよね。
実際に本当に大の仲良しのお友だちにそんなことを言われたら、困ってしまいますね。
教室では、
「先生に言いつけたら、もう遊ばないって言うかな。それは、やだな」
「『そういうこと、しないほうがいいよ』って言うのは?」
「お母さんにいいつけて、やめてもらう!」
「『そっちこそ私のお友だちなら、試すようなこと言わないで』って言えばわかってくれるかな?」
「僕は先生に相談しようかな」
「〇〇先生は怖いから、保健室の先生に話に行こうかな」
「どっちも嫌だから、にげちゃうのは?」
自分の身の回りで起きそうな質問ですので、小学生と話すと、たくさんの意見が出てきます。
おとなも真剣に悩むような質問ばかりですよね。
おとなが真剣に問題に向かう姿は、問題を「子どもだけで解決しないでいい」と示すきっかけにもなるでしょう。
どうするのか、それぞれの方針が決まったら、
「だれでもいいから、おとなに知らせるのもわすれないでね」
と声がけをわすれずに。
「あなただったらどうする?」
と、質問がたくさん書かれたページがあります。
例えば、
【 11 もし大好きな友だちから、「あたしの友だちだってこと、証明するために、〇〇さんのくつをかくしなさいよ」といわれたら……あなただったらどうする?】P41
という質問があります。大人でも頭を悩ませる問題ですよね。
実際に本当に大の仲良しのお友だちにそんなことを言われたら、困ってしまいますね。
教室では、
「先生に言いつけたら、もう遊ばないって言うかな。それは、やだな」
「『そういうこと、しないほうがいいよ』って言うのは?」
「お母さんにいいつけて、やめてもらう!」
「『そっちこそ私のお友だちなら、試すようなこと言わないで』って言えばわかってくれるかな?」
「僕は先生に相談しようかな」
「〇〇先生は怖いから、保健室の先生に話に行こうかな」
「どっちも嫌だから、にげちゃうのは?」
自分の身の回りで起きそうな質問ですので、小学生と話すと、たくさんの意見が出てきます。
おとなも真剣に悩むような質問ばかりですよね。
おとなが真剣に問題に向かう姿は、問題を「子どもだけで解決しないでいい」と示すきっかけにもなるでしょう。
どうするのか、それぞれの方針が決まったら、
「だれでもいいから、おとなに知らせるのもわすれないでね」
と声がけをわすれずに。
記事の執筆者
小学生二人の母です。
保育資格、幼稚園教諭免許を持っています。
子ども英会話教室講師を経て、個別指導教室で園児さんから高校生まで、いろいろな発達段階のお子さまの学びに携わっております。
保育資格、幼稚園教諭免許を持っています。
子ども英会話教室講師を経て、個別指導教室で園児さんから高校生まで、いろいろな発達段階のお子さまの学びに携わっております。
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