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子ども同士のケンカで相手に怪我させた時の子どもとの対話の仕方
声かけのシーン(背景・導入)
『子どもにケンカはつきもの』『ケンカに怪我はつきもの』
そんな言葉を耳にします。
実際、子どもがひとりふたりと集って遊びだすとどんどん遊びが広がって楽しくなり、その遊びの中でトラブルになることもあります。
同じ遊びをしているのに、自分の思いと相手の行動があわず、どうしても相手を許せなくなってしまうのです。
口喧嘩で終われば良かったのですが、つい手が出てしまい取り返しのつかない怪我をさせてしまった。
これは、そんな我が家の長男と次男が小4、小2のときのお話です。
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長男と次男とで三男のお迎えに幼稚園に行ったとき。
久しぶりの懐かしい幼稚園であることも気持ちが高ぶったことの一つでした。
長男と次男は『いろおに』を始めて、次第にヒートアップしていったのです。
「ずるい!」
「おかしいだろ!」
楽しかったはずの『いろおに』が、イライラする原因になり怒った長男が次男を追いかけだし、私は「終了!おしまい!」と叫びましたが長男は止まらず次男を突き飛ばしてしまいました。
突き飛ばされた次男は、運悪く縁石で頭をぶつけ痛さのあまり叫びます。
慌ててかけよって次男を抱きかかえると額はぱっくり割れてしまっていました。
長男に対する怒りもありましたが、長男の顔を見るとみるみる曇り悲しい顔に。
「こんなことになると思わなかったやろ?お母さんもよ。ビックリしたね。こういうことになるから力の加減は考えないといけないし、周りもみないといけないね。」
近くの総合病院にかかり、額を何針も縫いました。
当の次男は長男に「あいつ、絶対にゆるさない!」と叫び、治療している医師に「やめろ!」と叫んでいました。
「次男、先生は傷口をきれいにしてくれているんだよ。おでこ、フランケンシュタインみたいになったら困るやん。もうちょっとよ。がんばろう。帰ったらアイスあげよう」とごまかしつつ、ほめつつ、アイスでつりつつ。
次男も「あと5回だけよ!」と怒りながらも縫われることを受け入れていました。
処置が終わり、待合室に戻った次男に長男は「ごめんね」と言えました。
長男のイライラした気持ちも分かります。次男はちょっとずるい『いろおに』をしていたようでした。だからといって手を出してケガをさせてしまってはいけないのです。
子どもの気持ちも受け止めながら『どうしたらよかったのかな?』を一緒に伝えるといいですね。
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