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子どもの癇癪対策に役立つアンガーマネジメント:言葉にできない怒りをコントロールする方法
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子どもの癇癪対策に役立つアンガーマネジメント:言葉にできない怒りをコントロールする方法

子どもの癇癪対策に役立つアンガーマネジメント:言葉にできない怒りをコントロールする方法

最終更新:2023.05.05
癇癪を起してしまうと、泣くだけでなく手が出る。
その背景には、分かってもらいたいのに、言葉で上手く説明できない、という気持ちがあります。

癇癪のような衝動的な怒りをコントロールすることを、アンガーマネジメントと言います。

アンガーマネジメントはコミュニケーションの円滑化や、ストレス軽減につながるという認識から、会社などの組織でも企業研修で取り入れられています。

そのアンガーマネジメントの手法(呼吸、カウント、タイムアウトなど)が、子どもの癇癪対策にも有効です。

この記事では、一般的なアンガーマネジメントがどのようなものなのか説明しつつ、アンガーマネジメントの手法を、言葉を上手く話せない子どもの癇癪対策にどのように活用していくのか、紹介していきます。
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小学生二人の母です。
保育資格、幼稚園教諭免許を持っています。
子ども英会話教室講師を経て、個別指導教室で園児さんから高校生まで、いろいろな発達段階のお子さまの学びに携わっております。
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アンガーマネジメントとは

アンガーマネジメントとは、怒りの感情を上手にコントロールし、適切に対処するための技術や方法を指します。

怒りは自然な感情ですが、適切に扱わないと人間関係や健康に悪影響を及ぼすことがあります。

アンガーマネジメントの目的は、怒りの感情を抑え込むのではなく、その根本原因を理解し、建設的に表現することです。

アンガーマネジメントの基本原則

自己認識

まず、自分が怒りを感じるトリガーやパターンを把握することが重要です。怒りが生じる状況やきっかけを理解することで、感情をコントロールしやすくなります。

反応のコントロール

怒りを感じたときに即座に反応せず、冷静になる時間を持つことが大切です。深呼吸や数を数えるなどのテクニックが有効です。

コミュニケーション

怒りを適切に表現するためには、冷静かつ具体的に自分の気持ちを伝えることが求められます。非攻撃的な言葉を選び、自分の感情を説明するよう努めます。


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1-3歳児の癇癪対策:アンガーマネジメントの活用方法

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おこってるんだね。私も一緒におこってあげようか?
理性や想像力を使える小学生くらいになると、自分の言葉で怒りから気持ちを逸らすことができるようになってきます。

しかし、まだ言葉で怒りを表すことのできない、より年齢の小さいお子さんは怒りを言葉で表すことが出来ません。

「怒ってはいけない」というのは難しいことです。

我慢して怒らないようにするのではなく、怒りを間違ったやり方で爆発させないことを伝えて、実践していくことが大切です。

対処法として、

・怒りのポーズや行動を決めたり、

・心が安らぐものに頼ること、

・一人で癒すこと、

などを覚えると、癇癪を起しても人を傷つけたりすることが減ってきます。

怒りを上手に伝えることができると、コミュニケーション能力も育っていきますね。

具体的には以下のようなことをやっていきます。

怒ったときの行動を決める

「爆発しそうときは、怒ったポーズをするんだよ」

ジャンプするでも、足踏みでも、泣いてしまうのでもいいと思います。クレヨンで紙にグルグルを描いても。 一目で怒っているのが分かる仕草にしておくといいかもしれません。

我が家では腕を組んで「怒ったぞ」のポーズをとり、皆に怒っていることがわかるようにしました。

6秒間が怒りのピーク

アンガーマネジメントでは数字を数えますが、小さなお子さんは、代わりに「怒ったぞ」の行動をさせてあげます。

もちろん6秒間カウントする、深呼吸するなどができるようでしたら、そうさせてあげましょう。

ピークをすぎたら、まずは気持ちに寄り添う。

「おこってるんだね。私も一緒におこってあげようか?」

「負けて、残念だったんだよね」

感情に名前をつけてあげる

より怒りの原因に近い気持ちの名前を教えてあげます。

「これは『くやしい』のムカムカだね。」

「ゲームに負けて悔しいよね!」

「あー悔しい! 次はもっと上手にやりたいよね!」

「ほら、〇〇君も悔しいよーっていってごらん?」

抱きしめてあげる

抱きしめてもらうと気分が良くなると知っていることは、コントロール法を一つ持っていることになります。

一人で怒りをコントロールできないうちは、抱きしめてもらうことも立派なアンガーコントロールとなります。

「ぎゅーすると、少し気分が良くなるよ」

我が家では、こちらから声をかけなくても、ひどい気分の時は、自分から「ぎゅーして」とやってくるようになりました。

誰でも嫌な気持ちを持ち続けることは、苦しいことですよね。

元気になれる方法をたくさん持つことがストレスを減らします。

タイムアウト

どうしても収まらない時はタイムアウトをします。

静かな空間で、別の遊びをして怒りを冷ますことも気分転換になります。

刺激から遠ざける、というのも一つの方法です。

場面によって、お子さんによって効果のあるものは様々です。 たくさんの選択肢を持って、寄り添っていけるといいですね。

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こんなお子さんにおすすめ!

0~2歳 男の子 女の子

参考・外部リンク

こっこ先生がアンガーマネジメントの素敵なゲームを紹介してくださっています!
アンガーマネジメントゲーム。楽しそうですね!

『みんなの怒りスイッチをさがせ!』 ゲームで身につくアンガーマネジメント
こっこ先生(臨床心理士・公認心理師)
https://ch-playlist.com/recipe_public/763


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