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ちくちく言葉とふわふわ言葉:声かけ変換一覧表で優しい言葉を増えた!我が家の事例
この記事では、息子がどのような攻撃的な言葉(ちくちく言葉)を使っていたのか。また、攻撃的な言葉を使う背景や要因について言及したうえで、親はどのように「ふわふわ言葉」への変換を促していったのか、具体的な声かけ例をご覧いただけます。
息子が攻撃的な言葉を使っていた背景・要因
私の息子は、コミュニケーションがまだあまり上手ではなく、相手の気持ちを考えずに、自分の主張を攻撃的に発信することがあります。
特に自分の思い通りに行かなくなると、感情のまま「もう嫌い!」や「もうゲームオーバー!」などの言葉を発することが多く、また、冷静な状況でも「〇〇くん(弟)は、足が遅いからダメなんだよね。」など、相手が傷つくような言葉を悪気もなく言ってしまいます。
特に感情を適切に表現するスキルが不足していたり発達に偏りがある子供に、度々みられる状況のようで、集団生活などで喧嘩の原因を作ってしまったりと、よく、頭を悩まされました。
ところが、息子が現在通っている小学校では、「ちくちく言葉とふわふわ言葉」というルールがあるそうで、息子が攻撃的な言葉を発する回数が極端に減りました。
たまに、家で攻撃的な言葉を発した時も、「あれ、ふわふわ言葉は?」と諭すと、思い出したように、言葉を訂正します。
相手の立場に立って言葉を選ぶということは、大人になっても非常に重要な感覚だと思いますので、ぜひ、ふわふわ言葉を試してみては如何でしょうか。
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「ふわふわ言葉」への変換の方法・声かけ例
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●概要
相手や状況を「否定」する言葉(ちくちく言葉)で表現するのではなく、「肯定」する言葉(ふわふわ言葉)で状況を表現させる。
●例
ちくちく言葉:「〇〇くんの足が遅くて、リレーで負けた。」
ふわふわ言葉:「〇〇くんの足は遅かったけど、一生懸命走っていた。」
●子供への教え方
・ちくちく言葉
子供が攻撃的な言葉を発した時に、「自分がもしほかの人から同じことを言われたらどう思う?」と相手の立場に立ってどう感じるかを考えさせる。
・ふわふわ言葉
上記に続いて、「なんて言ってあげれば、よかったのかな(うれしいかな)」と、相手の立場に立って肯定的に感じる言葉は何かを考えさせる。
●会話例
(家族でかけっこをした後)
長男「〇〇くん(次男)は足が遅いからダメだよね。僕の勝ち!」
次男「なんでそんなこと言うの!」
親「(長男に対し)もし△△(長男)が足遅いからダメってお友達から言われたらどう思う。」
長男「いやだ。」
親「そうだよね。〇〇(次男)も足が遅いって言われて、嫌な気持ちになってたのでは。じゃあ、なんて声をかけてあげればよかったのかな。」
長男「・・・。」
親「じゃあ、足が速くなるためのアドバイスをしてあげてみれば?」
長男「〇〇(次男)くん、ごはんをたくさん食べて、体が大きくなれば足が速くなるからがんばって。」
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