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言い方にトゲがある子の背景には「恐怖心」。口が悪い子どもに寄り添う優しい声かけ術
周りの人に対してふとした時に、
「そんなことも知らないの?」
「変なの」
「だから〇〇って言ってるじゃん!!」
など、トゲのある言葉を言ってしまう子、いますよね。
本人はそこまで悪気があるわけではないけれど、言われた相手は傷つきますし、関係が悪化してしまうことにもなります。
トゲのある言葉を言ってしまうときは、単に相手の気持ちを想像することが苦手ということの他に、背景に「恐れ」「恐怖心」が隠れていることがあります。
子どもがトゲのある言葉を使ってしまう背景
「攻撃は最大の防御」というように、トゲのある言葉で相手を無意識に牽制して自分を守ろうという働きがあると考えられます。
こういう子は、自分のスキや弱みを見せることを恐れていることがあります。
このような言葉で誰かに責められた経験があったり、完璧主義で自分に対してもそのようなきつい言葉を向けていたり、といったことも考えられます。
ストレスがあるなど心に余裕が持てない場合にも言葉がきつくなりがちです。
周りの人と良い関係を築いていけるように違う言い方を一緒に考えるとともに、こういった言葉を発してしまう背景に目を向け、安心感を持てるような声かけをしてあげましょう。
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トゲのある言葉を使ってしまう子への声かけ例
相手の気持ちに気づいていない場合
「〇〇ちゃんは、いじわるな気持ちで言っていないかもしれないけど、〇〇って言われると、馬鹿にされているような気がして悲しくなるよ。」
「もうちょっと優しくいってほしいな」
「いわれた人の心がふっくらするような言葉に変えてみよう」
「どうやっていうと優しいかな?」
弱みを見せられない子の場合
こういう子には普段から安心感を与える声かけを特に心がけましょう。
例えば、触っていたものを壊してしまったとしても、
「大丈夫だよ。これ最初から少し壊れかけてたのかも」
「直してあげるから大丈夫」
などと失敗をフォローするような声かけをします。
普段からきつい言葉を言ってしまう子に対しては、まわりもついついきつく言ってしまいたくなりますが、それをすると負のループにハマってしまいます。
責めたり否定したりすることはしないように心がけ、
「大丈夫だよ」
「心配いらないよ」
と温かい言葉でその子を包み安心感を持てるようにかかわります。
また、ストレスを取り除き、ゆったりとした時間を持てるようにしてあげましょう。
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