困った時の声かけ | あそびと声かけ | 絵本と声かけ |
0-2歳の声かけ | 3-5歳の声かけ | 小学生の声かけ |
書字障害?ひらがなが書けない、文字が変な子どもをどう支えてあげたらいい?
声かけのシーン(背景・導入)
書きにくさというのは案外気が付かれにくく、小学校に入学して、文字を学び、ノートを使うようになり、なんか漢字の習得が遅いなぁ?と思いつつもしばらく経ち、学年があがって、やっぱりなんか変だな、と思い始めるママパパが多いです。
枠からはみ出ちゃうのも、鏡文字になっちゃうのも、似たようなひらがなを書き間違えるのも、一画抜けちゃうのも、不注意とか、わざとじゃないんです。文字が、カタチが、上手く書けないのです。
しかし周囲からは、見本をよく見なさいだの、ヤル気がないだの、書けるようになるまで10回書けだの言われ、そのうち鉛筆を持つことすら嫌になり、自己肯定感もぐぐっと下がってしまいます。
視力障害の子は、見るためにメガネをかけますよね。
聴力障害の子は、聞くために補聴器を使いますよね。
では、書字障害の子は、書くために何を使えば良いと思いますか?
広告部分
こんな「声かけ」がおすすめ!
■書字障害の子には、書くことを強要しない
「れんらくちょうに書くものは、先生からプリントでもらおうね」
「黒板の字は、タブレットで写真をとろうね」
「答えるときは、口で伝えようね」
特別支援教育や合理的配慮が盛んな昨今では、学校にも少しずつ1人1台タブレットが導入されています。”文字は紙と鉛筆で書くもの”という固定概念を外してあげて、学校とよく相談しながら支援方法を模索していくと楽になっていくと思います。
■書く必要のある場面では使いやすい筆記用具を
「どの鉛筆が一番もちやすいかな?」
細い鉛筆よりも少し太め、丸い鉛筆よりも三角鉛筆や六角鉛筆のほうが持ちやすいようですが、色々試してみてください。
■ビジュアルイーズのノートを活用
「じゃーん!〇くん専用の特別ノートだよ」
「大きく書いちゃおうね」
「1ページ1問で使おうね」
マス目が大きいノート、行間が広いノート、紙が黒くて白で文字を描くノートなど、様々なビジュアルイーズノートがありますので、お子さんにあうノートを探してみてください。
■特別扱いではないとはっきり教える
「〇くんは、正式な手順を踏んで、タブレットを使っていいことになっているよ。鉛筆も、タブレットも筆記用具のひとつだからね。だから安心して使っていいんだよ」
ダメな奴だから特別な道具を使わせてもらっている、という誤解を与えないような声かけを根気強く続けましょう。
閲覧数
359
いいね
4