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【簡単!】小学校の読書感想文が苦手な子ども。自宅での教え方をご紹介
声かけのシーン(背景・導入)
夏休みの宿題のボス的存在、読書感想文。
1,2年生であれば800字、3~6年生であれば1200字などという指定がありますね。でも、そんなに長い文章を、何の指導もなく書くのはかなり困難な話です。
大まかな見通しもなくいきなり文章を書き始めたとしたら、ただ苦痛なだけで意味のない作業になってしまいます。まず、文章には“構成”があることを知ってもらうことが大切です。骨組みを作ってあげることでずいぶん書きやすくなります。
「どうやって書いたらいいのかわからない」
「ひたすらあらすじを書いて終わる」
「感想を聞いても”面白かった”しか出てこない」
そんな子どもでも読書感想文が書ける方法をご紹介します。
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① 本の選び方
本人の興味のあるものならどんな本でもOKです。物語やドキュメンタリーの他にも科学系の本、絵本、伝記、ミステリー、エッセイなどなど。短いものでもかまいません。
② 本の内容を予想する
いきなり本を読み始めず、まずは、表紙とタイトルを一緒に眺めます。「これどんな内容の本だと思う?」「どうしてこの本を読もうと思ったの?」と聞き、その答えをメモしておきます。書き慣れていない子や低学年の子の場合、メモは大人が書いてOKです。
③ 原稿用紙を切る
2~3枚の原稿用紙を目にすると、途方に暮れてしまったり、圧を感じて書くのが嫌になってしまいやすいです。まずは指定の文字数分の原稿用紙を用意し、はさみで3つに切ってしまいましょう。それぞれに、「はじめ」「なか」「おわり」と書きます。「はじめ」の部分にはこれくらの分量を書けばよいのだなとイメージしやすくなります。
④ 構成に沿ってメモを作る
3つの部分に書くためのメモを作っていきます。書きにくい子は、穴埋め式にしてあげます。「僕はこの本を読んで〇〇というところが印象にのこりました。なぜなら〇〇だからです」などという型を作って、〇〇の部分を埋めれば文ができるようにしてあげると書きやすいです。
(1) はじめ
・最初に聞いた、この本を選んだ理由や予想した内容を書きます。
・本の内容やあらすじを簡単に書きます。「〇〇についての本です。」「(いつ)(どこで)(だれが)(どんなことを)したお話です」
(2) なか
・心に残った場面2~3場面を選び、メモを作ります。「いいと思ったこと」「良くないと思ったこと」「面白かったところ」「不思議だったところ」「自分と似ているところ」「自分と似ていないところ」などの観点から選び、その内容を書きます。
・それぞれについて「なぜそう思ったのかな?」「同じ気持ちになったことある?」「同じ経験をしたことある?」「もし自分だったら?」を書いていきます。
(3) おわり
・「読む前と読んだあとで気持ちはどう変わった?」
・「書いた人が伝えたいことは何かな?」(友情、勇気、命の大切さなど、短い言葉でまとめてみる)
・「自分はこれからどうしたいのか。」
⑤ 下書きをする
メモを見て順番に並べ、3分割した原稿用紙に書いていきます。
⑥ 推敲、清書をする
全体を読み返してみて不自然なところがあれば修正して清書をします。
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