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小学生の子の字が汚い!子どもが「丁寧に」字を書くための声かけサポート
声かけのシーン(背景・導入)
子どもの字が汚いのが気になる。
きれいに書くことを強要して、子どもとケンカになってしまう。
そんな悩みを抱えていませんか?
学年や年齢を問わず、字が上手く書けない子どもたちはたくさんいます。
そして、その原因として考えられることはさまざまです。
◆字を上手く書くためのスキルがまだ身についていない
・筆圧が強すぎる・弱すぎる
・鉛筆の正しい持ち方ができず、スムーズに動かせない
・練習すれば上手く書けるようになる力はあるが、定着までに時間がかかる
・見本を見ながら書くのが難しく、手元がずれて枠からはみ出してしまう
・思うように書けずイライラしてしまい、余計に字が乱れる
◆環境や心理的な要因で字が乱れる
・気が散りやすく、字を書くことに集中できない
・たくさん字を書くのが面倒で、雑になってしまう
・早く終わらせたい気持ちが強く、焦って字が乱れる
・鉛筆や消しゴムの質が悪い(書きにくい、消しにくい)
これらの原因は、少しずつスキルを身に付けたり、学習環境を整えたりすることで、解決を目指すこともできます。
しかし大前提として、子どもたちが字を上手く書くことに対して前向きな気持ちをもつ必要があります。
では、そのためにいったいどんな声かけをすればよいのでしょうか。
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こんな「声かけ」がおすすめ!
「もっときれいに書きなさい」と言うだけでは、子どもは前向きな気持ちにはなれません。
むしろ「叱られた」「やり直しさせられた」「どうせ自分の字は汚い」と、ますます嫌な気持ちになってしまうこともあります。
そのうえ、スキルが伴っていない子にとってはなおさら、いきなりきれいに書くなんてとてもハードルが高いことなのです。
ただ漠然と「きれいに書きなさい」と言うのではなく、どんな字を目指してほしいのか具体的に伝えてあげるようにしましょう。
このとき「〇〇くんのようにきれいな字を書こう」など、他の子(きょうだい、友だち)と比べることはやめましょう。
他と比べるのではなく、子ども本人の字と比べるようにします。
つまり、子ども自身の成長を見つけて励まそうと心がけることが大切です。
お子さんの字の乱れが気になったら、
「昨日の自分より丁寧に書くことを目指そう」
と声かけしてみましょう。
大事なのは「きれい」ではなく、「丁寧」の声かけをすることです。
客観的な「きれい」の評価ではなく、自分の中の「丁寧」を目指そうと伝えます。
そして、どこか一文字だけでも昨日よりも丁寧に書けた文字があれば、ほめてあげましょう。
低学年~中学年の子なら、昨日の自分より丁寧に書けた日はスタンプやシールを貯めるなどして、“見える化”してあげるのも効果的なのでおすすめです。
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