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【声かけ】マスクを外せない・外したくない子どもへの心理教育
最終更新:2023.03.07
記事の目次
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声かけのシーン(背景・導入)
子どもがマスクを外せない、外したくないことで、悩んでいませんか?
マスクを嫌がるという相談はよくありますが、逆の相談も珍しくありません。
どうしてもマスクをつけたがる子どもにどのように声かけすれば良いのか、心理教育的な視点でご紹介いたします。
一体なぜマスクを取りたくないのでしょうか。
家庭や園ごとにマスクのルールがあると思いますが、基本的には屋外であったり、人との距離が確保できる場所であればマスクは取って良いものです。
いくつかの調査や知見から、要因を探って対応策を考えていきましょう。
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こんな「声かけ」がおすすめ!

お外はマスクを外しても、大丈夫だってことが分かったんだよ
要因1)マスク生活が当たり前になってしまった
マスクが習慣化され、もう当たり前になってしまった子どもたちに、今更、その当たり前をまた元に戻す作業は、大変な不安を伴う作業です。マスクをつける習慣を固定化するのにかかった時間以上に、マスクを外す習慣を固定化するのには時間がかかるようです。
要因2)つけないと怒られるし周りに嫌がられると学習している
緊急事態宣言や、マスク着用の呼びかけが強かったころ、非着用者への避難が大きかった時期もありましたね…。つけないと周りからどう思われるのか、なんと言われるのか、子どもたちなりに学習している場合があります。
要因3)自分の菌を他の人にうつしてしまうと不安
病気を他の人にうつしたら、悪者にされると思っている場合があるようです。ほかの風邪でも、〇さんからもらっちゃったみたい、なんて悪気なく大人は言いますから、子どもはよく聞いているのでしょう。
要因4)今更素顔を見せるのが恥ずかしい
こちらは少し年齢があがったお子さんに見られます。これまでずっと隠していた顔の半分を見せることに抵抗感が生じるようです。これは、思春期以降、大人にもある相談ですね。
要因5)がっかりされそうで恐い
相手に悪気はないのですが、「へー、そんな顔だったんだね」「あ、なんかイメージを違った」と言われたことがあって、それが嫌だったというお子さんがいらっしゃいました。勝手にイメージを押し付けられて期待と違った、と言われるのが嫌なのでしょうね。
要因6)やっぱり感染が怖いしつけていると安心
そうは言ってもやっぱりこわい、というお子さんもいらっしゃいます。こわいものから自分を守るためにマスクをつけ、マスクをつけることで心理的な安全性を保っていたのであれば、マスクを外させるのは苦しいでしょう。
これらの要因を踏まえますと、このような声掛けがよいのではと、ママパパにおすすめしています。
「今までみんながマスクをつけて、病気にならないように頑張っている間に、たくさんのお医者さんが、病気について、調べてくれたんだよ」
「そしたら、お外はマスクを外しても、大丈夫だってことが分かったんだよ」
「そして、病気にきくあたらしいお薬も、できたんだよ」
「だから、世界のみんなが、少しずつマスクを外す生活をはじめているよ」
「〇ちゃんも、少しずつ、マスクを外していこうね」
「今までつけてくれてえらかったね。お外ではママパパとお顔を見えるように遊べたら嬉しいな」
「でも、マスクを着けていたいときは、つけていてもいいからね」
ご家庭のマスク方針と相談しながら、参考になさってみてください。
マスクが習慣化され、もう当たり前になってしまった子どもたちに、今更、その当たり前をまた元に戻す作業は、大変な不安を伴う作業です。マスクをつける習慣を固定化するのにかかった時間以上に、マスクを外す習慣を固定化するのには時間がかかるようです。
要因2)つけないと怒られるし周りに嫌がられると学習している
緊急事態宣言や、マスク着用の呼びかけが強かったころ、非着用者への避難が大きかった時期もありましたね…。つけないと周りからどう思われるのか、なんと言われるのか、子どもたちなりに学習している場合があります。
要因3)自分の菌を他の人にうつしてしまうと不安
病気を他の人にうつしたら、悪者にされると思っている場合があるようです。ほかの風邪でも、〇さんからもらっちゃったみたい、なんて悪気なく大人は言いますから、子どもはよく聞いているのでしょう。
要因4)今更素顔を見せるのが恥ずかしい
こちらは少し年齢があがったお子さんに見られます。これまでずっと隠していた顔の半分を見せることに抵抗感が生じるようです。これは、思春期以降、大人にもある相談ですね。
要因5)がっかりされそうで恐い
相手に悪気はないのですが、「へー、そんな顔だったんだね」「あ、なんかイメージを違った」と言われたことがあって、それが嫌だったというお子さんがいらっしゃいました。勝手にイメージを押し付けられて期待と違った、と言われるのが嫌なのでしょうね。
要因6)やっぱり感染が怖いしつけていると安心
そうは言ってもやっぱりこわい、というお子さんもいらっしゃいます。こわいものから自分を守るためにマスクをつけ、マスクをつけることで心理的な安全性を保っていたのであれば、マスクを外させるのは苦しいでしょう。
これらの要因を踏まえますと、このような声掛けがよいのではと、ママパパにおすすめしています。
「今までみんながマスクをつけて、病気にならないように頑張っている間に、たくさんのお医者さんが、病気について、調べてくれたんだよ」
「そしたら、お外はマスクを外しても、大丈夫だってことが分かったんだよ」
「そして、病気にきくあたらしいお薬も、できたんだよ」
「だから、世界のみんなが、少しずつマスクを外す生活をはじめているよ」
「〇ちゃんも、少しずつ、マスクを外していこうね」
「今までつけてくれてえらかったね。お外ではママパパとお顔を見えるように遊べたら嬉しいな」
「でも、マスクを着けていたいときは、つけていてもいいからね」
ご家庭のマスク方針と相談しながら、参考になさってみてください。
記事の執筆者
・大学、大学院で発達心理学と臨床心理学を修了
・認定心理士、臨床心理士、公認心理師の資格を取得
・医療と教育分野に10年以上従事する現役心理士
・子どもから高齢者までの幅広い臨床経験
・厚生労働省認可のもと公認心理師実習指導者として後進に育成にあたる
【職務経歴】
・教育委員会の教育相談
・国立、大学病院等の精神科、心療内科、神経科、児童精神科
・製薬会社の治験(新薬開発)における心理評価
【職務経歴】
・心理学の専門的知識
・心理相談、カウンセリング、心理療法、プレイセラピー
・心理検査(発達/知能/性格/認知/うつ/不安等)
・研究論文執筆や学会発表
・心理実習生の指導
・大学や研修会での講師
・Podcastラジオパーソナリティ
・認定心理士、臨床心理士、公認心理師の資格を取得
・医療と教育分野に10年以上従事する現役心理士
・子どもから高齢者までの幅広い臨床経験
・厚生労働省認可のもと公認心理師実習指導者として後進に育成にあたる
【職務経歴】
・教育委員会の教育相談
・国立、大学病院等の精神科、心療内科、神経科、児童精神科
・製薬会社の治験(新薬開発)における心理評価
【職務経歴】
・心理学の専門的知識
・心理相談、カウンセリング、心理療法、プレイセラピー
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