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絵本「食べているのは生きものだ(森枝卓士)」| 内容紹介・声かけ
声かけのシーン(背景・導入)
これは、世界各地の人々が何を食べているのか、どのようにして食べているのかを知り、「食べるとはどういうことか」を考える絵本です。
普段当たり前のように食べているお肉はどうやって作られているのか。
お肉を食べるということは、どういうことか。
世界中の人々は、どんな生きものをどうやって食べているのか。
肉以外の食べ物にはどんなものがあるのか。
たくさんの写真を通して世界各地の食生活を知ることで、私たちが食べているものが生きものであることに改めて気づくことができます。
食事のときには「いただきます」と「ごちそうさま」を言います。
もちろん毎回欠かさず手を合わせ、心をこめて言える子もたくさんいます。
しかし中には、言葉の意味を忘れていい加減になってしまう子もいます。
また、食べ物を残したり捨てたりすることへのためらいや罪悪感が薄れている子。
日々いのちをいただいているということに気づけていない子もいます。
そんな子どもの姿が気になったとき、おすすめしたいのがこの絵本です。
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おすすめの声かけ
この本を通して、私たちの体や命がたくさんの命に支えられているということに気づくことができます。
世界各地の食生活が紹介されているので、子どもたちにとっては「こんな生きものも食べているの?」と驚く場面もあるかもしれません。
しかしそれと同時に、世界中の人々が生きものの命をいただくことに感謝しながら食事していることに気づくことができます。
一緒に絵本を読み進めながら、こんな声かけをしてみましょう。
「わたしたちの体は、たくさんの命の支えがあるから元気でいられるんだよ」
「食べるのが当たり前なんてことは何一つないんだよ」
そして、命をいただくことへの感謝の気持ちを再確認してください。
私たちが食べているものすべてに命があること。
そして、その命への感謝の思いをこめて、「いただきます」「ごちそうさま」を言うこと。
親子で改めて考えてみましょう。
もしかしたら、命の重みを感じることで悲しい気持ちになる子もいるかもしれません。
実際私も「お肉になる牛たちがかわいそう」と涙を流した子に出会ったことがあります。
そんなときは、子どもの優しい気持ちに寄り添ってあげてください。
そして、
「だからこそ、牛たちに感謝して、残さずおいしくいただこうね」
「その気持ちをこれからもずっと大切にしてくれたら、牛たちも嬉しいと思うよ」
と声かけしてあげましょう。
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