困った時の声かけ | あそびと声かけ | 絵本と声かけ |
0-2歳の声かけ | 3-5歳の声かけ | 小学生の声かけ |
内向的で一人でいるのが好きな子どもにはどう接すればいい?
声かけのシーン(背景・導入)
「休み時間や放課後、いつも一人で過ごしている」
子どものそんな様子を聞くと、つい心配になってしまいます。
でも、子どもに「友だちはいないの?」「誰かにいじめられてない?」と聞いても、
「別に何もない」「友だちはいらない」と答えが返ってくる。
そんな子どもの姿を見ていると、
「もしかして、うちの子は友だちがつくれないのではないか?」
と思ってしまうかもしれません。
もちろん、友だちがほしいけどうまくいかなくて悩んでいる子もいると思います。
でも中には、友だちが「つくれない」のではなく、「つくりたくない」という子もいます。
私が小学校担任をしていたころ、そんな子どもたちに何人も出会ったことがあります。
その子たちが友だちをつくらない理由は
・必要性を感じていないから(いなくても困らない)
・いざこざが面倒だから
・一人でいる方が安心できるから
などでした。
もしもお子さんが「一人でいる方が好き」と言ったとき、
いったいどんな声かけをすれば良いのでしょうか。
広告部分
あそびの可能性が広がる!!
おすすめの声かけ
①友だちがほしいのかほしくないのか、話を聞く
まずはお子さんの話をじっくり聞いてあげてください。
一人でいる方が安心できる(友だちはほしくない)のか。
本当は友だちがほしいけどつくれないのか。
お子さんがどんな思いでいるのか、理解することから始めましょう。
②友だちを必要としていないとき
「一人でいる方が安心できる」という場合は、その思いを尊重してあげましょう。
友だちをつくることを無理強いすると、ストレスに感じてしまうかもしれません。
一人で過ごす時間を大切にしたい気持ちを受け止めてあげてください。
しかし、学校生活の中では一人では乗り越えられない場面もあります。
つまり、友だちはいなくても、SOSを出せる人は必要です。
そこで、
「自分が困ったときに“助けて”が言える人を見つけよう」
と声かけしてみましょう。
学習活動中、休み時間、登下校…など、場面ごとにイメージしながら一緒に考えてみるのもいいですね。
③友だちがほしいのにできないとき
「一人でいると孤独を感じる」
「友だちがいない=自分に自信がない」
という場合は、一人の方がいいのではなく、本当は友だちを必要としているのかもしれません。
そんなときは、どうすれば友だちがつくれるのか、一緒に考えてみましょう。
「仲良くなりたい子はいる?」
「声をかけたことはある?どんな風に声かけしたの?」
「〇〇さんと一緒にどんなことがしたい?」
「□□しようって話してみるのはどうかな?」
など、お子さんの思いを引き出しながら、友だちをつくるための一歩が踏み出せるよう、アドバイスしてあげましょう。
閲覧数
4
いいね
0