困った時の声かけ | あそびと声かけ | 絵本と声かけ |
0-2歳の声かけ | 3-5歳の声かけ | 小学生の声かけ |
「何度言っても触ってしまう…」ADHDの子供のための効果的な声かけと対応策
記事の目次
サマリー
「何度言えばわかるの?」この言葉はADHD特性のある子にとって、非常につらい言葉です。
興味のある物を見つけると、例え他人のものでも触りたくて触ってしまう。
当然、相手はビックリします。
その度に親や先生に注意をされます。
わかっているけれども繰り返してしまう。
注意をされるたびに、
「また失敗しちゃった、、」
落ち込んで自己肯定感が下がる良くない傾向に。
もちろん、本人だけでなく、ADHD特性の子を育てている親御さんにとっても頭を悩ます瞬間です。
「何度言ってもなかなか身につかない。」
「なんでなの?」
「良い方法があったら教えて欲しい!」
ADHD特性の強い子の行動を根本から変えることは難しいですが、
ほんの少しサポートすることで、コミュニケーションの幅がぐんと広がります。
この記事ではADHDの子がどんな特徴を持っているかについて触れつつ、我が家で効果のあった方法をご紹介します。
記事の執筆者
ADHDとは?その特徴は?
ADHDの特徴は個人によって異なりますが、一般的には
「注意欠如」
「多動生・衝動生」
という特徴があります。
注意欠如
注意欠如型は集中力が持続しないことが主な問題で、授業中に注意が散漫になったり、指示に従うのが難しいことがあります。
多動生・衝動生
身体を動かすことや衝動的な行動が目立ちます。
落ち着きがなく、席にじっとしていられない、必要以上に動き回るといった行動が見られることが多いです。
我が子の場合
我が子の場合だと、自分が興味のあるものや場所を見つけると周りが見えなくなってしまいます。
気持ちが一つにロックオンされてしまいます。
“自分のものは自分のもの”
だけど、
“他人のものも自分のもの”
自他の区別がつきづらい傾向にあります。
目を離していなくても気づけば他人のものを触っていたり、関係者以外立入禁止の扉を開けていたり。
そのたびに慌てて連れ戻していました。
おでかけをする時は常に気を張っている状態です。
広告部分
何でも触ってしまう子どもへの効果的な声かけ
「これはさわっても大丈夫ですか?」
「ここは入っても大丈夫ですか?」
この一言があると、
この場面では相手に確認が必要なんだ。
これは、自分の物ではなく他人の物なんだ
という意識が芽生え、きちんと言葉でコミュニケーションをとることができるようになっていきます。
ルールがあいまいな場所や、わかりづらい場所などでも有効です。
始めからダメだと決めつけずに勇気を出して聞いてみると、案外、
「ここまでならOKだよ」とか
「一緒に遊びたかったら一緒に遊ぼう」
ってコミュニケーションが生まれたりもします。
ADHDの特性があると、急な動きが多く、トラブルになりやすいなどとネガティブな印象を持たれてしまいますが、本当は人が大好きで人懐こく、いろんな世界のことを知りたい、とっても感性豊かな子たちです。
やりたいこと、知りたいことであふれていて、好きなことがとことん大好きだなんて、本当に素敵なことです。
持ち前の好奇心を大切に、自分の世界を広げていってほしいですね。
閲覧数・いいね数
閲覧数
470
いいね
3