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幼稚園のお遊戯会や発表会での配役決めに不満な子どもへの寄り添い方
声かけのシーン(背景・導入)
幼稚園、保育園の一大イベントといえば、お遊戯会、発表会があります。
子どもにとっても楽しみ、親にとっても子どもの成長を見る機会なので、ハラハラドキドキ楽しみな行事の一つです。
その反面、当日を迎えるまでは、一波乱もふた波乱もあるのが事実。
特に、役決めです。
例えば白雪姫。
綺麗なドレスで小人や森の動物たちと歌ったり踊ったり。
一度は憧れる、とても素敵なお姫様ですよね。
だからこそ、お姫様役は大人気。
「お姫様がやりたかったのに!!」
「お姫様じゃなければわたし、お遊戯会には出ない!」
「悪役の魔女なんて、かわいくないし絶対嫌だ!」
お姫様になれなかった子たちは、
おやおや、へそをまげてしまった。。
自分が絶対やりたかった役ができなかった時、その子にとってはお遊戯会なんて、幼稚園なんて、もういやだ!
大好きなおままごとも気が進まない、ランチも喉を通らない。
それくらいお姫様になりたかったんですね。
家に帰ってきても、浮かない顔をしています。
そんな姿を見ると、親としても我が子には自分のやりたかった役でお遊戯会に出てほしかった。
もどかしい気持ちになります。
そんな時にどのように我が子に寄り添ってあげるられるか。
親子で前向きになれる声かけについて、ご紹介します。
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こんな「声かけ」がおすすめ!
「お遊戯会出るの嫌だな。だって、お姫様になれなかったんだもの」
お姫様のあの子がとてもキラキラして見えて、
魔女役のわたしなんて悪役だし、出番は少ないし、
なんだか自分がみすぼらしく見えてしまう。
顔まで暗くなってくる。
自分がやりたかった役ができないのはとても悔しいことです。
やりたくもなかった役にされて、やる気も気分ものってこない。
それは、自分が与えられた役の重要さに、まだ気づいてないからかもしれません。
自分は、物語を作る上で大切な存在なんだということに気づかせてあげましょう。
「魔女がいるから白雪姫のお話は面白いんだよ」
「お姫様も似合うけど、魔女になった○○(お子さんの名前)も見てみたいなぁ。」
自分の役に対してネガティブなイメージを持っているのであれば、
どんな衣装だったら自分らしい魔女になれるか
どんな魔女だったら、みんなが注目してくれるか
子どもと一緒に考えてみたり、悩んでいたらその声に耳を傾けてみたり、
お遊戯会当日までのプロセスを一緒に楽しみ、応援してあげましょう。
そして、本番当日、見事に演じた時には、
「○の魔女、すっごく素敵だった!キラキラしてたよ。」
そう言って、笑顔で迎えてあげたいですね。
思い通りにならない配役でも、その悔しさや葛藤を乗り越え、一生懸命演じ切ったこと。
一つの物語を仲間と助け合い、協力して作り上げたこと。
そして、なにより自分が楽しんで舞台に立ったこと。
それらを経験したことで得られる達成感や自己肯定感は、子どもの成長をやさしく、確実に後押ししてくれると思います。
集団の中では、必ずしも自分の思い通りにならないこと、
自分のやりたいことができるわけではないことに気づき、
経験を積み重ねることで自信につなげ、
一歩ずつ社会に踏み出せる土台作りを大切にしたいですね。
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