子どもへの肯定的な声かけ・言葉がけが1000パターン以上。シーン別の声かけレシピ集
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2歳~6歳の「なぜなぜ期」は図鑑の力で乗り切ろう!
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2歳~6歳の「なぜなぜ期」は図鑑の力で乗り切ろう!

2歳~6歳の「なぜなぜ期」は図鑑の力で乗り切ろう!

最終更新:2024.03.17
個人差はありますが、「なぜなぜ期」は2 ~6歳ごろに始まり、子どもはあらゆることに対して「なんでなんで?」と聞いてきます。

少しイライラしてしまうことがあるかもしれません。

「空はなんで青いの?」「なんで夜は寝るの?」など、子どもは日常の様々なことに対して不思議に思い、「なんで?」と聞いてきます。

「寝ないと元気がなくなっちゃうからだよ」
「なんで元気がなくなっちゃうの?」
「しっかり寝ないと次の日眠くなっちゃうでしょ?」
「なんで眠くなるの?」
「えっと~~(眠くなる仕組みとは…………?)(;^ω^)」

このように、エンドレスで「なんで?」を繰り返されると、大人でもはっきりとわからない仕組みや簡単に説明しづらい事象に行き当たったりして、何と答えたらよいか戸惑ってしまいますよね。

時には、「なんで生きてるの?」なんて哲学めいた質問が飛び出したりして、いったい何と返答したらよいのやらと、難しく感じることもあるかと思います。

朝から晩まで「なんで?」と質問攻めだと、うんざりして「も~うるさいな」「知らないよ、そんなこと」と言ってしまいたくなることもあるかもしれません。

この記事では、こんな時にはどう対応したらいいの?そんな疑問について紹介しています。
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はじめまして!はなさかかあさんと申します♪
公認心理師、臨床心理士で5児の母です。スクールカウンセラーとして保護者の方、お子さん、先生方の相談にのったり、発達障害のお子さんの支援をしたりしています。モンテッソーリ教育についても少し学んでいます。

子育てってとにかく忙しい!時間がない!思い通りにいかない!疲れる!!
毎日があっという間に過ぎていくし、「どうしたらいいの!?」と思うことの連続ですよね。

私自身、日々子育てに悩みながら、それでも少しでも子どもたちにとってよい対応をしたいと試行錯誤してきました。

5人の子どもを育ててきて思うことは、同じ家庭で育っても子どもによって個性が全く違うということです。花でも、暖かいところが好きな花、涼しいところが好きな花、水のあげ方や好む土壌などそれぞれ違いますよね。

子育てもそれと同じだと思っています。どんな環境で、どんな育て方をしてあげるのがいいのかはその子によって違います。

花と違うのは、その子がどんな大人になるのか、どんな風に育てるのが合っているのかを誰も知らないということ。いろいろやってみて何が我が子に合うのか合わないのかを見つけていくことはとても難しいけれど、とてもクリエイティブでやりがいのある仕事だと思います。

声かけレシピには、私自身が子育てで工夫していることに加えて専門的な視点からも役立つと思う情報を載せています。
少しでもヒントになる部分があれば幸いです。
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「なぜなぜ期」の背景

この時期は、脳が急速に発達し、この世界の仕組みを理解したいという欲求が高まります。

物事には理由や原因があるんだ!ということが分かるようになり、あれも知りたいこれも知りたいと知的好奇心が高まっている状態であります。

忙しいときに「なんでなんで」としつこく聞かれるとイライラしてしまうこともあるかもしれませんが、これはお子さんが成長をしている証であり、今後生きていくために必要な力を蓄えているということです。

自分から疑問を持ったことが「わかった!」という体験は、子どもにとって大きな喜びであり、学びに向かっていく原動力となります。

答えられることであれば、できるかぎりその場で簡単な言葉で答えてあげるようにしましょう。


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「なぜなぜ期」の対処法

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うーん、いい質問だね。それはママも考えたことがなかったな。一緒に調べてみようか。

図鑑の活用

大人もわからないことであれば、「うーん、いい質問だね」といったん肯定し受け止めたうえで、「それはママも考えたことがなかったな」「一緒に調べてみようか」といって図鑑や本で調べてみましょう。

すぐに調べられればよいのですが、手が離せないことも多いでしょう。自宅に図鑑があれば、「図鑑で見てみたらどうかな?」「わかったらママに教えて」という声かけもおすすめです。

我が家では、関連する動画などを再生して観ていてもらうこともあります。

また、次の週末のお出かけで図書館や関連する博物館、科学館などに行ったりして、家の外の資源も積極的に使ってみましょう。

疑問に思ったら調べて解決するということを繰り返していくと、どんどん興味や知識が増して好奇心を止めずに探求し続けることができるようになっていきます。

分からないことは親に聞いたら解決できるんだ、親にも分からないことは、社会の中で詳しい人や本、施設などで解決できるんだ、という信頼感を育んでいくことが大切です。

単に答えを知るということ自体よりも、わからないことがあったときにどうやって調べたらよいかを教えてあげることに重点を置くとよいでしょう。

逆質問

質問の幅が広すぎて何と答えたらよいかわからない時は、「どうして不思議に思ったの?」と聞くと、何を聞きたいのかあたりを付けることができます。

「この本に書いてあったから」
「〇〇ちゃんが言ってた」
などその質問が出てきた文脈が分かると答えやすくなります。

ただ、そこまで子どもの説明能力は発達していないので、状況が分からないことも普通です。

また、時には「〇〇くんはどうしてだと思う?」と逆に聞いてみることもよいでしょう。

「どうしてだろう?」と考えることで、子どもの思考力が高まっていきます。

また、子どもの思考回路や理解力がこうなっているんだなということもわかり、面白いですよ。

小さい子の場合は、「〇〇ちゃんに会いたいからかなぁ」「〇〇ちゃんが大きくなれるようにかもね」などと、お子さんに関連付けてちょっとファンタジックに答えてあげても満足感が高いようです。

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こんなお子さんにおすすめ!

3~5歳 男の子 女の子

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- 心理士とパパの子育て相談室 -
最新話 2024 6/28 (金)
『#11 イヤイヤ期で何をしてもダメ。約束も守れない。効果がない。 』
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2022/07/04 対象 3歳~

2022/05/22 対象 4歳~

2023/04/24 対象 4歳~

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