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まよなかのだいどころ
声かけのシーン(背景・導入)
「かいじゅうたちのいるところ」でおなじみのモーリス・センダック。
彼の絵本の主人公の多くが、やんちゃで少し乱暴な、皆さんの周りにもいる「あのこ」にそっくりです。
道徳的な絵本はたくさんありますが、センダック氏の描く子どもの存在そのものを肯定するような爽快な絵本には、なかなか出会うことができません。
「かいじゅうたちのいるところ」と並び「まよなかのだいどころ」も子どもたちが大好きになる絵本の一つです。特に男の子のファンが多いようです。
真夜中にミッキーは騒がしい音で目が覚めます。
「うるさいぞしずかにしろ!」
怒鳴ったら、くらやみに落ちて、
「おりた
ところは
あかるい
まよなかの
だいどころ」(本文より)
さぁ、ミッキーの冒険が始まります。
子どもたちはワクワクしながらお話を聞きます。
保育者の方々は、主人公から子どもらしいたくましさを感じとることでしょう。
画面の構成も素晴らしく、隅から隅までじっくりと見入ってしまいます。
日本語版では絵の細かいところまで日本語に書き換えられていて、見飽きません。
興味を持たれた方は英語版「In the Night Kitchen」と見比べてみるのも面白いですよ。
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おすすめの声かけ
最初はぜひ、言葉がけは最少にして物語を楽しんでください。
読み親しんだら、ミッケ!ゲームをするのもいいですね。
「この本の中に、ジャムがあるよ! どこにあったかわかった?」
「オーブンになんて書いてあったか、しってる?」
「ピンクの旗になんて書いてあったでしょうか?」
「『とびきりのショートニング』っていうのがあるんだけど、どこにあるかわかる?」
この絵本で文字に興味を持ち始めて、表紙に書いてあった「いんげん」が読めるようになった子もいました。
楽しさこそが学びの近道ですね。
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