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子どもの怖がりは克服できる?お化けや自然現象を怖がり過ぎる子への対処法。
記事の目次
サマリー
怖がりな子どもでも、怖いもの見たさの興味はあります。面白そうなテレビ番組やアニメを観ていたらお化けや怪物が出てくることがありますよね。
興味本位で見たら、すごく怖い気持ちになってしまう。
案の定、後から「トイレついてきて――」となります。
一方で、自然現象について「怖い」と思うこともあります。
雷がピカピカ・ゴロゴロしたり、台風で強風が吹いたり大雨が続いたりして
「トイレに一人で行きたくない。」ということもあります。
「怖い」という感情は生きていくうえで大切なものです。
この記事では、子どもが怖がっている時に、イライラして「何が怖いの?」と話をするのではなく、「怖い」という感情を大切にしつつ、普段落ち着いているときに、冷静に話をするような対処法を紹介しています。
記事の執筆者
子どもがお化けや自然現象を怖がる背景・理由
認知の未発達:
小さい子どもだと、現実と非現実の区別が十分についておらず、お化けなどの創作物も実際に存在するかのように感じることがあります。
また、雷のような大きな音や予期せぬ出来事に対しては、その原因や性質を理解していないため、不安や恐怖を感じやすいです。
生理的な恐怖の反応:
大きな音や急な変化(雷や強い風など)は危険を伴うことが多く、これらに対する恐怖は生存本能の一部として発達した可能性があります。
子どもはこれらの状況に遭遇すると本能的に恐怖を感じることが多いです。
経験の少なさ:
子どもは新しい経験や未知の事象に対して敏感で、未知のものや理解不能な現象に直面すると、恐怖や不安を感じることが一般的です。
お化けや雷は、その予測不可能性やコントロールできない性質が、子どもにとっては特に怖いと感じさせる要素です。
感情の感染:
子どもは周囲の大人や他の子どもの反応を敏感に察知します。例えば、大人が雷を怖がる様子を見せると、子どももそれを真似て恐怖を感じるようになることがあります。
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子どもの怖がり対処法・声かけ
理由としては以下の通りです。
感情が安定している:
子どもが落ち着いているときは、新しい情報を受け入れやすい状態にあります。
逆に恐怖や不安が高まっている状況では、理性的な思考が困難になり、説明を理解することができなくなることが多いです。
冷静な状態での説明により、子どもは恐怖の対象についての理解を深めることができます。
例えば、雷の科学的な説明を聞くことで、雷がなぜ鳴るのか、それが危険な状況ではないことを理解することができ、次に雷を経験するときの恐怖が軽減されるかもしれません。
信頼関係の構築:
大人が事前に説明をすることで、子どもは
「大人は自分の感じている恐怖を理解し、サポートしてくれる」
と感じることができます。これにより、子どもは大人を信頼し、将来的に恐怖を感じたときに助けを求めやすくなります。
問題解決スキルの育成:
子どもが自分の感情や恐怖について考え、それにどう対処すればよいかを学ぶことは、問題解決能力を高めることにつながります。
冷静な状況での説明は、子どもが自己調整のスキルを身につける手助けとなります。
★具体的な声かけ例
お化けや鬼など、見えないもの架空のものへの恐怖
「パパママ出会ったことないし、人が作ったものだよ」
「かっこよくて優しいお化けを想像してみない?」
「ストーリー面白かったよね」
「どの場面が一番ドキドキした?」
自然現象への恐怖
「稲妻が光ったら音がなるまで何秒か数えてみよう」
「雷の光や音ってびっくりするよね、その時は音楽をかけようか」
「台風や大雨のときはパパとママが情報をきいて守るから心配しないでね」
「避難訓練あるよね、その通りに動けば大丈夫だよ」
大人も漠然とした不安を口にするのではなく、怖いと思う原因がなにか、何事も客観的にどう怖がればよいか親子で話し合えると良いと思います。
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