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箱を使った工作あそびのアイデア:箱庭を手作りしてみよう!
箱の中に自分の好きなものを詰め込んで表現することは、子どもたちの内面に良い効果を与えます。
おしゃべりが苦手な子、没頭する時間が持ちづらい子、おままごと遊びが大好きな子、手の動きが不器用な子、そんな子たちにもおすすめです。
箱庭工作の楽しみ方
世界のイメージを作る
まずは山と川を作って、世界をイメージしやすくします。
空を作りたいと言った時は好きな空の色に、お部屋にしたいという時には絨毯や壁紙に、公園にしたいという時には芝生と池など、色々な舞台ができそうですね。
舞台が出来たら、お子さんの好きなように世界を飾っていきます。小さなおもちゃ、石やボタン、キャンディーなど置いたり、絵を描いたりするのもいいでしょう。
小さなお子さんと遊ぶ時には、イメージを実現する手助けをしてあげてください。
四角く切り取られた空間を自分色に染めていくのは、心の解放にもなります。
作っている様子を見守る
ただ、あまりたくさん助言はせずに、お子さんの話を聞いて、作っている様子を見守ってみてください。没頭している時には、あえて話しかける必要はありません。
小さいお子さんと、どんなものを置きたいか、聞きながら一緒に作りあげていくのもいいでしょう。おもちゃの家具を並べるのもいいのですね。
室内で使える砂を入れて遊んだ、という話も聞いたことがあります。世界を作るのはそこそこに、箱庭の中でおままごとが始まるかもしれません。
没頭する時間を楽しんでください。
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箱庭工作と声かけ
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私「山を作る? 川がいい? 海かな? 部屋でも空でもいいよ」
子「山がいいね! ここに貼って、川はね山から流れているんだよ」
私「へー、どんな川?」
子「最初は細くて、こっちは太くしたいんだよね」
私「こんなかんじ?」
満足のいく世界がスタートしたようで、ここから先は息子一人で世界をつくっていきました。集中することの苦手な息子ですが、何かを思いついてはおもちゃ箱を探して世界を充実させていきます。
子「ここでキャンプするの。川だから周りに石があるかも」
自分の石コレクションを持ってきて、好きなように並べ始めました。川には魚がいるようです。
私「この子は何をしているの?」
子「二人で、暖かくなったから昼寝してるの」
私「そうなんだ、起きたら何するの?」
子「ごはんにしようかな。川で魚がとれるんだ」
そこから長い時間おままごとをしていたようです。じっくりと自分の遊びに没頭できて、満足そうでした。
思春期の娘は、黒ペンを持ち出して、箱の中を真っ黒に塗りだしました。外に出ると自己主張の弱い娘でしたが、最近は年齢らしい反発心や自分らしさが芽生えつつあります。
彼女の世界が出来上がるまで、何の手伝いをせずに、見守ることにしました。いつしか真っ黒だった世界に星がたくさんきらめき、どうやら、クリスマスの夜を作っていたようです。
娘「かわいいでしょ!」
私「キラキラだね、クリスマスだったの?」
娘「そう、ツリーも飾ろうかな」
どんな世界が出来上がっても、肯定的に受け止めてあげましょう。心配なものがあったときは「この子は何をしているの?」と声をかけてみるのもいいかもしれません。
この遊びは、専門家が行う箱庭療法とは違いますので、読み解いたり、癒やしたりすることが目的ではありません。それでも、安心した雰囲気で自己表現をする経験は、お子さんの想像力を育み、保護者との安定した関係をつくるのに役に立ちます。遊びを通して、お子さんの新たな一面を発見できるかもしれませんね。
材料:
箱
画用紙、色紙
のり、ペン、はさみ
家にあるものなんでも(誤飲に気をつけましょう)
あそびかた・やりかた
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