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何か嫌なことがあってもなかなか理由を話せない子へしてあげられること
声かけのシーン(背景・導入)
大人が見ていない時に何かが起こって、子どもが不機嫌になっていること、ありますよね。
怒っていたりすねていたり泣いていたり癇癪をおこしていたり…
「どうしたの?」「何かあった?」
と聞いて、「〇〇ちゃんがこうしてああして…これが嫌だった」とはっきり言葉で説明できる子ならわかりやすいのですが、嫌なことがあってもうまく言葉にできないときは、周囲の人が理解してあげることが難しくなりますね。
大人も手を焼いてしまうそんなときに、してあげられることを考えてみました。
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何が嫌だったのか自分でもよくわかっていないけれども感情があふれてくる場合、もやもやした気持ちをうまく表現する言葉が見つからない場合、言わなくてもわかってほしいという場合、怒られそうで言葉にできない場合、などいろいろな場合が考えられます。
「これが嫌だった?」「どこか痛い?」など、考えられることを聞いてみてもわからないときは、「何かしてあげなくちゃ」と焦る気持ちを一旦横に置いて、まずは静かに隣にいましょう。
子どもが自分に向かって怒りをぶつけてくるときは、「そうか~何か嫌なことがあったんだね」「でも〇〇くんのことお手伝いしたいから、叩いたり蹴ったりしないよ」と落ち着いて伝えましょう。「ママ向こうに行ってた方がいい?そばにいてもいい?」と子どもの気持ちを確認します。
子どもがこちらの存在を拒否しないなら、しばらく一緒にいると気持ちが少しずつ落ち着いてきます。気持ちの波が鎮まってくると何があったのかお話しできる子もいます。
嫌だったことをはっきり言えなくても、「さっきは嫌な気持ちだったのかな」「すごく怒ってたみたい」「ママには悲しそうに見えたよ」と感情に焦点を当てて言葉にしてみると、「うん、嫌だった」などと振り返ることができます。
「そっかぁ、嫌だったんだね。1から10でどのくらい嫌だった?」
と聞いてみると、感情の程度を表現できます。
また、表情ポスター(下記リンク参照)やスマホの絵文字機能を使って、「今の気持ちに一番ピッタリくるのはどのお顔かな?」と指さしてもらうこともよいです。
何があったのか上手に説明できなかったとしても、どんな感情だったのかを言葉や絵で表現し、「こういう気持ちだったんだね」と受け止めてもらうだけでも少し気持ちが落ち着きます。
頭や背中、手などをよしよししたり、ぎゅっと抱きしめたり、安心できる方法を一緒に探してみましょう。
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