子どもへの肯定的な声かけ・言葉がけが1000パターン以上。シーン別の声かけレシピ集
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何か嫌なことがあってもなかなか理由を話せない子へしてあげられること

何か嫌なことがあってもなかなか理由を話せない子へしてあげられること

最終更新:2023.06.27

記事の目次

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記事の執筆者

はじめまして!はなさかかあさんと申します♪
公認心理師、臨床心理士で5児の母です。スクールカウンセラーとして保護者の方、お子さん、先生方の相談にのったり、発達障害のお子さんの支援をしたりしています。モンテッソーリ教育についても少し学んでいます。

子育てってとにかく忙しい!時間がない!思い通りにいかない!疲れる!!
毎日があっという間に過ぎていくし、「どうしたらいいの!?」と思うことの連続ですよね。

私自身、日々子育てに悩みながら、それでも少しでも子どもたちにとってよい対応をしたいと試行錯誤してきました。

5人の子どもを育ててきて思うことは、同じ家庭で育っても子どもによって個性が全く違うということです。花でも、暖かいところが好きな花、涼しいところが好きな花、水のあげ方や好む土壌などそれぞれ違いますよね。

子育てもそれと同じだと思っています。どんな環境で、どんな育て方をしてあげるのがいいのかはその子によって違います。

花と違うのは、その子がどんな大人になるのか、どんな風に育てるのが合っているのかを誰も知らないということ。いろいろやってみて何が我が子に合うのか合わないのかを見つけていくことはとても難しいけれど、とてもクリエイティブでやりがいのある仕事だと思います。

声かけレシピには、私自身が子育てで工夫していることに加えて専門的な視点からも役立つと思う情報を載せています。
少しでもヒントになる部分があれば幸いです。
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声かけのシーン(背景・導入)

大人が見ていない時に何かが起こって、子どもが不機嫌になっていること、ありますよね。
怒っていたりすねていたり泣いていたり癇癪をおこしていたり…
「どうしたの?」「何かあった?」
と聞いて、「〇〇ちゃんがこうしてああして…これが嫌だった」とはっきり言葉で説明できる子ならわかりやすいのですが、嫌なことがあってもうまく言葉にできないときは、周囲の人が理解してあげることが難しくなりますね。
大人も手を焼いてしまうそんなときに、してあげられることを考えてみました。


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こんな「声かけ」がおすすめ!

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今の気持ちに一番ピッタリくるのはどのお顔かな?
何が嫌だったのか自分でもよくわかっていないけれども感情があふれてくる場合、もやもやした気持ちをうまく表現する言葉が見つからない場合、言わなくてもわかってほしいという場合、怒られそうで言葉にできない場合、などいろいろな場合が考えられます。

「これが嫌だった?」「どこか痛い?」など、考えられることを聞いてみてもわからないときは、「何かしてあげなくちゃ」と焦る気持ちを一旦横に置いて、まずは静かに隣にいましょう。

子どもが自分に向かって怒りをぶつけてくるときは、「そうか~何か嫌なことがあったんだね」「でも〇〇くんのことお手伝いしたいから、叩いたり蹴ったりしないよ」と落ち着いて伝えましょう。「ママ向こうに行ってた方がいい?そばにいてもいい?」と子どもの気持ちを確認します。

子どもがこちらの存在を拒否しないなら、しばらく一緒にいると気持ちが少しずつ落ち着いてきます。気持ちの波が鎮まってくると何があったのかお話しできる子もいます。

嫌だったことをはっきり言えなくても、「さっきは嫌な気持ちだったのかな」「すごく怒ってたみたい」「ママには悲しそうに見えたよ」と感情に焦点を当てて言葉にしてみると、「うん、嫌だった」などと振り返ることができます。
「そっかぁ、嫌だったんだね。1から10でどのくらい嫌だった?」
と聞いてみると、感情の程度を表現できます。

また、表情ポスター(下記リンク参照)やスマホの絵文字機能を使って、「今の気持ちに一番ピッタリくるのはどのお顔かな?」と指さしてもらうこともよいです。

何があったのか上手に説明できなかったとしても、どんな感情だったのかを言葉や絵で表現し、「こういう気持ちだったんだね」と受け止めてもらうだけでも少し気持ちが落ち着きます。

頭や背中、手などをよしよししたり、ぎゅっと抱きしめたり、安心できる方法を一緒に探してみましょう。

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こんなお子さんにおすすめ!

3~5歳 男の子 女の子

お役立ちコンテンツ


参考・外部リンク






2023/10/07 対象 5歳~

2024/03/17 対象 3歳~

2023/03/26 対象 3歳~

2023/11/28 対象 3歳~

2024/02/29 対象 7歳~

2024/02/03 対象 6歳~

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