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6〜7歳の子どもに落ち着きがない理由と具体的な対策:親ができるサポート方法
記事の目次
サマリー
子どもに落ち着きがない。小学校の教室等で座っていなければならない場面で、座り続けることが難しい。
身体をもぞもぞ動かしたり、立ち歩いたり、後ろをむいたり、隣の子に話しかけてしてしまう。
他の子もつられて動きはじめてしまい、全体がザワザワしてしまうため、注意の対象になりがちです。
この記事では、じっとするのが苦手で落ち着きがないように見えてしまうお子さんの理由やサポート方法についてご紹介します。
記事の執筆者
6、7歳の子どもに落ち着きがない理由
6、7歳の子どもが落ち着きがないという状況は、多くの親にとって共通の悩みです。
この年齢は、小学校生活が始まり、新しい環境や友達との関係を築く重要な時期です。
そのため、落ち着きのなさの原因は多岐にわたる可能性があります。
■身体的な要因
まず、身体的な要因があります。
この年齢の子どもは、成長期にあり、エネルギーが有り余っていることが多いです。座っていることが苦手な子も多いでしょう。
また、発達の過程で、まだ集中力や自己コントロール能力が未熟なため、じっとしていることが難しい場合もあります。
■心理的な要因
次に、心理的な要因も考えられます。
新しい環境への適応や、友達との関係構築に伴うストレスが影響することがあります。
6、7歳の子どもは、学校生活に慣れる過程で緊張や不安を感じることが多く、これが落ち着きのなさとして現れることがあります。
また、家庭環境や親子関係が影響することもあります。
親の関心やサポートが十分でないと感じると、不安やストレスが高まり、行動に落ち着きのなさが現れることがあります。
■環境的な要因
環境的な要因も無視できません。
例えば、学習環境や生活リズムの乱れが影響することがあります。
特に、テレビやゲームなどのデジタルメディアの過剰な使用は、子どもの注意力や集中力に悪影響を与えることが研究で示されています。
適切な睡眠時間が確保されていない場合も、落ち着きのなさに繋がることがあります。
■医学的な要因
最後に、発達障害や注意欠陥多動性障害(ADHD)などの要因も考慮する必要があります。これらの障害は、専門家の診断と適切なサポートが必要です。
もし、子どもの落ち着きのなさが極端であり、日常生活や学習に支障をきたしている場合は、専門家に相談することをお勧めします。
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落ち着きがない6、7歳の子どもへのサポート方法の具体例
■離席や離室のルールを教え、求めてきたら許可してあげる
どうしても体がモゾモゾしてしまって動きたいときは、「トイレにいってもいいですか」と許可を求めるように約束をしておきます。
そしてそのように子どもが求めてきた場合は、「いいよ」と許可してあげましょう。
許可を求める→許可してあげる、という工程が大切です。
■体を動かす係などと積極的にやらせる
「これみんなに配ってきてくれる?」
「みんなからプリント集めてきてくれる?」
などと声をかけ、身体を動かすことが許される係をときどき与えると、勝手な立ち歩きを制御することができます。
また、「助かる!ありがとね」とお礼をもらえる機会にもなります。
■目の前の課題が難しいようなら難易度を調整する
課題が難しいと感じている時間が長いほど、身体がモゾモゾしてしまいます。
集中力が低下してきたなと感じたら、
「冷蔵庫からお茶とってきてー」
など体を動かす休憩をはさんだり、課題の難易度を調整しましょう。
■公共の場所であれば周囲に配慮しながら体を動かしましょう
電車での長距離移動であれば、ちょっと面倒かもしれませんが、
「一番前の車両まで行ってみようか?」
と誘ってみましょう。
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