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【声かけ】子どもがペットを飼うと言った時に焦らず向き合うコミュニケーション
声かけのシーン(背景・導入)
「犬が欲しい!」と子どもに頼まれたら、どうしますか?
ペットを飼う前に、生き物の命にしっかりと向き合う必要がありますよね。
子どもと丁寧にコミュニケーションを取り、ペットを飼いたい気持ちを否定しないように声かけをしながら、どうしてペットを飼いたいのか聞き取ってあげましょう。
絶対飼えない!というご家庭もあれば、検討の余地があるご家庭もあるでしょう。
どちらにせよ、生き物の命をあつかう大事な話題ですから、大人だけで話し合って大人だけで完結させるのではなく、子どもも話し合いに参加させながら対応してみましょう。
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こんな「声かけ」がおすすめ!
■物理的に飼えないならそうはっきり伝えてあげる
「このマンションに住んでいる人は、飼っちゃいけないルールなの」
「犬が近くにいると具合が悪くなる、アレルギーっていう病気があって、飼えないんだ」
経済的に厳しい場合であっても、むやみに否定しているわけではないと分かるように話しましょう。
■動物はプレゼント?
子どもから誕生日やクリスマスに犬がほしいとリクエストされた場合、「動物のいのちは、プレゼントであげるものではないよ」と教えましょう。
■いのちの教育を
動物の寿命は短いですから、いのちについて正しく伝えましょう。5歳以下は死の概念が難しいかもしれませんが、お子さんに伝わる言葉を選びましょう。
「犬のいのちは短いから、ずっと一緒には居られないんだよ」
「〇くんが大人になるまえに、犬は死んでしまうんだよ」
「人間は80歳ぐらいまで長生きするけど、犬は15歳ぐらいで死んでしまうんだよ」
「死んでしまったら、もう一緒に遊んだり、触ったりはできなくなってしまうんだよ」
可能であれば、保護犬の譲渡会や犬カフェなどに行き、子犬、成犬、老犬のありのままの姿を見せてあげると良いと思います。犬は人間よりも早く老いていくこと、ペットはおもちゃではないこと、物のように扱ってはいけないことを理解させましょう。
■犬はたくさんのお金がかかることを意識させる
「犬はとってもお金がかかるから、おやつや、おもちゃ・ゲームにつかうお金は節約しないといけないよ」
■子どもに考える時間を与える
「可愛いから、という気持ちだけでは生き物を飼ってはいけないんだよ」
「どうして犬を飼いたいの?」
「犬を飼ったら、どんないいことがあるかな?」
「ママパパは〇くんのご飯を作ったり、遊びに連れて行ったりするよね。わんわんも、ご飯を作ったり、遊びに連れて行ってくれる人が必要なんだよ。誰がやってくれるのかな?」
「犬が元気に楽しく過ごすために必要なお世話を3つ考えてみて?」
■疑似お世話をさせてみる
・毎日植物への水やり(犬への水やりと似ている)
・ゴミの片付け(犬のウンチの処理と似ている)
しばらく取り組ませ、どれくらいちゃんと責任を持って実行できるか見ると良いでしょう。
結局、犬の世話は大人がやることになると思いますが、飼育を検討する際は、いのちの教育をするチャンスでもありますから、参考になさってみてください。
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