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ぬいぐるみや人形を手放せないブランケット症候群。子どもの心理と声かけ
最終更新:2023.03.09
記事の目次
サマリー
赤ちゃんの時から使っているぬいぐるみや人形、タオルなどを、ボロボロになっても手放せない子どもがいます。どこへでも持っていきたがるほどお気に入りなのは分かるけれど、どうして手放せないのか理解できない、どう声かけをすればいいのか分からない、と困っていませんか?
記事の執筆者
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ブランケット症候群とは?
もう古くて汚いし、恥ずかしいから外に持ち歩かないで欲しいなぁ、と思うこともあると思います。
ママパパが似たような新しいものを買ってあげても効果はなし。取り上げようとするものならもう大変。
こういった、ぬいぐるみや人形を手放せない状態を、ブランケット症候群と言います。
かんたんに説明しますと、
赤ちゃんにとって、自分とママは”一心同体”。ママと一体化することで安心を覚えます。
↓
しかし、成長とともに少しずつ、ママはママ、わたしはわたしになり、一心同体ではないことを知っていきます。(愛情不足ではありません。自然な成長の過程です。)
↓
子どもはママと一心同体でないことに不安をおぼえます。
↓
その結果、なんらかの、ママを想起させるような、一心同体を補う代わりの対象を求めるようになります。
↓
それが、ぬいぐるみだったり包み込んでくれるブランケットやタオルだったりすることが多いのです。
↓
これを持ち歩くことで、不安を埋め、心理的な安定を図ろうとします。
つまり、その子にとってのぬいぐるみはママであり、成長していく過程で発生した不安を解消する術なのです。そう考えると、怒って取り上げる、なんてことは、しようと思わないですよね。
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ぬいぐるみや人形を手放せない子どもへの声かけ

友達と遊ぶときは、ベンチに置いておこうね
■無理に取り上げず、基本的には見守る
旅行などのときは、「いつものぬいぐるみ、もっていく?」とわざわざ聞かずに、「必要なもの、準備してね」と声をかけて持ち物を準備させ、ぬいぐるみを持っていきたいようであればそのようにさせてあげてください。
■子どもと話し合ってルールを決めても良い
「友達と遊ぶときは、ベンチに置いておこうね」
「発表会のときはお部屋に置いておこうね」
■衛生対策をする
「一緒にお風呂にはいろう」
「きれいになって、いいにおいになって、うさちゃんも嬉しいと思うよ」
洗うのを嫌がる子もいますが提案してみましょう。
ある程度、周りの目や世間体を気にする年齢になっても手放せない場合や、ほかの発達特性が見られる場合は、分離不安や自閉スペクトラム症の可能性も考慮し、小児科への相談を検討してみると良いでしょう。
旅行などのときは、「いつものぬいぐるみ、もっていく?」とわざわざ聞かずに、「必要なもの、準備してね」と声をかけて持ち物を準備させ、ぬいぐるみを持っていきたいようであればそのようにさせてあげてください。
■子どもと話し合ってルールを決めても良い
「友達と遊ぶときは、ベンチに置いておこうね」
「発表会のときはお部屋に置いておこうね」
■衛生対策をする
「一緒にお風呂にはいろう」
「きれいになって、いいにおいになって、うさちゃんも嬉しいと思うよ」
洗うのを嫌がる子もいますが提案してみましょう。
ある程度、周りの目や世間体を気にする年齢になっても手放せない場合や、ほかの発達特性が見られる場合は、分離不安や自閉スペクトラム症の可能性も考慮し、小児科への相談を検討してみると良いでしょう。
記事の執筆者
・大学、大学院で発達心理学と臨床心理学を修了
・認定心理士、臨床心理士、公認心理師の資格を取得
・医療と教育分野に10年以上従事する現役心理士
・子どもから高齢者までの幅広い臨床経験
・厚生労働省認可のもと公認心理師実習指導者として後進に育成にあたる
【職務経歴】
・教育委員会の教育相談
・国立、大学病院等の精神科、心療内科、神経科、児童精神科
・製薬会社の治験(新薬開発)における心理評価
【職務経歴】
・心理学の専門的知識
・心理相談、カウンセリング、心理療法、プレイセラピー
・心理検査(発達/知能/性格/認知/うつ/不安等)
・研究論文執筆や学会発表
・心理実習生の指導
・大学や研修会での講師
・Podcastラジオパーソナリティ
・認定心理士、臨床心理士、公認心理師の資格を取得
・医療と教育分野に10年以上従事する現役心理士
・子どもから高齢者までの幅広い臨床経験
・厚生労働省認可のもと公認心理師実習指導者として後進に育成にあたる
【職務経歴】
・教育委員会の教育相談
・国立、大学病院等の精神科、心療内科、神経科、児童精神科
・製薬会社の治験(新薬開発)における心理評価
【職務経歴】
・心理学の専門的知識
・心理相談、カウンセリング、心理療法、プレイセラピー
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