困った時の声かけ | あそびと声かけ | 絵本と声かけ |
0-2歳の声かけ | 3-5歳の声かけ | 小学生の声かけ |
ぬいぐるみや人形を手放せないブランケット症候群。子どもの心理と声かけ
どこへでも持っていきたがるほどお気に入りなのは分かるけれど、どうして手放せないのか理解できない、どう声かけをすればいいのか分からない、と困っていませんか?
ブランケット症候群とは?
もう古くて汚いし、恥ずかしいから外に持ち歩かないで欲しいなぁ、と思うこともあると思います。
ママパパが似たような新しいものを買ってあげても効果はなし。取り上げようとするものならもう大変。
こういった、ぬいぐるみや人形を手放せない状態を、ブランケット症候群と言います。
かんたんに説明しますと、
赤ちゃんにとって、自分とママは”一心同体”。ママと一体化することで安心を覚えます。
↓
しかし、成長とともに少しずつ、ママはママ、わたしはわたしになり、一心同体ではないことを知っていきます。(愛情不足ではありません。自然な成長の過程です。)
↓
子どもはママと一心同体でないことに不安をおぼえます。
↓
その結果、なんらかの、ママを想起させるような、一心同体を補う代わりの対象を求めるようになります。
↓
それが、ぬいぐるみだったり包み込んでくれるブランケットやタオルだったりすることが多いのです。
↓
これを持ち歩くことで、不安を埋め、心理的な安定を図ろうとします。
つまり、その子にとってのぬいぐるみはママであり、成長していく過程で発生した不安を解消する術なのです。そう考えると、怒って取り上げる、なんてことは、しようと思わないですよね。
広告部分
ぬいぐるみや人形を手放せない子どもへの声かけ
■無理に取り上げず、基本的には見守る
旅行などのときは、「いつものぬいぐるみ、もっていく?」とわざわざ聞かずに、「必要なもの、準備してね」と声をかけて持ち物を準備させ、ぬいぐるみを持っていきたいようであればそのようにさせてあげてください。
■子どもと話し合ってルールを決めても良い
「友達と遊ぶときは、ベンチに置いておこうね」
「発表会のときはお部屋に置いておこうね」
■衛生対策をする
「一緒にお風呂にはいろう」
「きれいになって、いいにおいになって、うさちゃんも嬉しいと思うよ」
洗うのを嫌がる子もいますが提案してみましょう。
ある程度、周りの目や世間体を気にする年齢になっても手放せない場合や、ほかの発達特性が見られる場合は、分離不安や自閉スペクトラム症の可能性も考慮し、小児科への相談を検討してみると良いでしょう。
閲覧数
328
いいね
4