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【3,4,5歳】子どもの人見知りが激しいと感じた時の要因の理解とサポート方法
緘黙は、発達の偏りや不安の気質等、生まれつきの要素があることが多く、周囲の理解とサポートが必要です。
この記事では、外で上手く話せない。という子どもに対してどのようにサポートしていくのか、その具体例を紹介しています。
声かけのシーン(背景・導入)
子どもが「家ではふつうに話すのに、外で話せなくなる…」と悩んでいる方、
緘黙(かんもく)をご存知ですか?
自宅での会話には問題がないため、
「極端な人見知りかな?」
と思われて発見が遅くなるケースも多いのですが、緘黙(かんもく)は周囲の理解とサポートが必要な疾患です。
要因として、発達の偏りがあったり、不安の気質が強かったりなど、生まれつきの要素があることも多いです。
自分が話している姿を人に見られたり、聞かれたりすることに対して、強い不安や恐怖を感じるのです。
わざと話さないのではなく、こわくて、不安でいっぱいで、話せないのです。
そのため、”外では絶対に話さない”ということを、本人が強く決意している場合もあります。
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■話さなくてよいことを許容してあげると、安心できることも
「初めていくところで、ドキドキするよね。今日は話さなくてもいいからね」
■口頭での返事を強要しない
「よかったらウンって、いやだったらウウンって首をふってね」
「(いいよ・やだ・考え中と書いてある紙を見せて)どれかな?」
「(絵や文字で)書いて教えてくれる?」
■話せなくても気持ちを代弁してあげる
「やさしくしてもらってうれしかったね」
「みんなと遊びたかったね」
■周囲の協力体制をつくる
(本人へ)
「みんなの前で発表しなくていいように、先生にお願いしてみるね」
(周囲の子どもたちへ)
「返事はかえせないけど、みんないつも話しかけてくれてありがとうね」
「うまく話せないけど、誘ってもらえてうれしいんだよ」
「みんなは緊張したり、ドキドキすることってあるかな?この子はドキドキする気持ちがみんなより大きくて、それで声が出しにくいんだ。わざとじゃないんだよ。もし困っていそうだったら、声が出せないかもしれないけど、たすけてくれたら嬉しいな」
※協力体制とは、”やってほしいことを周囲におしつける”ことではありません。“家庭ではこういうことを努力してみるので、そちらはこういったことをお願いできますか”という歩み寄りの姿勢を大切にしましょう。
緘黙児にとって、外の世界は常に緊張状態です。そのため、腹痛や頭痛などの体調不良につながりやすく、誤解されたり自分を責めたりして、心のバランスをくずすこともあります。
緘黙はお薬で治るものではなく、その子をとりまく環境の調整が必要になります。もしお子さんの様子で心配なことがあったら、身近な相談機関にお話ししてみてください。
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