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【3,4,5歳】子どもの人見知りが激しいと感じた時の要因の理解とサポート方法

【3,4,5歳】子どもの人見知りが激しいと感じた時の要因の理解とサポート方法

最終更新:2024.04.16

記事の目次

サマリー

子どもが「家ではふつうに話すのに、外で話せなくなる…」場合、緘黙(かんもく)の可能性があります。
緘黙は、発達の偏りや不安の気質等、生まれつきの要素があることが多く、周囲の理解とサポートが必要です。

この記事では、外で上手く話せない。という子どもに対してどのようにサポートしていくのか、その具体例を紹介しています。
レシピ画像

記事の執筆者

・大学、大学院で発達心理学と臨床心理学を修了
・認定心理士、臨床心理士、公認心理師の資格を取得
・医療と教育分野に10年以上従事する現役心理士
・子どもから高齢者までの幅広い臨床経験
・厚生労働省認可のもと公認心理師実習指導者として後進に育成にあたる

【職務経歴】
・教育委員会の教育相談
・国立、大学病院等の精神科、心療内科、神経科、児童精神科
・製薬会社の治験(新薬開発)における心理評価

【職務経歴】
・心理学の専門的知識
・心理相談、カウンセリング、心理療法、プレイセラピー
・心理検査(発達/知能/性格/認知/うつ/不安等)
・研究論文執筆や学会発表
・心理実習生の指導
・大学や研修会での講師
・Podcastラジオパーソナリティ
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声かけのシーン(背景・導入)

子どもが「家ではふつうに話すのに、外で話せなくなる…」と悩んでいる方、
緘黙(かんもく)をご存知ですか?


自宅での会話には問題がないため、

「極端な人見知りかな?」

と思われて発見が遅くなるケースも多いのですが、緘黙(かんもく)は周囲の理解とサポートが必要な疾患です。


要因として、発達の偏りがあったり、不安の気質が強かったりなど、生まれつきの要素があることも多いです。
自分が話している姿を人に見られたり、聞かれたりすることに対して、強い不安や恐怖を感じるのです。
わざと話さないのではなく、こわくて、不安でいっぱいで、話せないのです。

そのため、”外では絶対に話さない”ということを、本人が強く決意している場合もあります。



こんな「声かけ」がおすすめ!

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よかったらウンって、いやだったらウウンって首をふってね
■話さなくてよいことを許容してあげると、安心できることも
「初めていくところで、ドキドキするよね。今日は話さなくてもいいからね」

■口頭での返事を強要しない
「よかったらウンって、いやだったらウウンって首をふってね」
「(いいよ・やだ・考え中と書いてある紙を見せて)どれかな?」
「(絵や文字で)書いて教えてくれる?」

■話せなくても気持ちを代弁してあげる
「やさしくしてもらってうれしかったね」
「みんなと遊びたかったね」

■周囲の協力体制をつくる
(本人へ)
「みんなの前で発表しなくていいように、先生にお願いしてみるね」
(周囲の子どもたちへ)
「返事はかえせないけど、みんないつも話しかけてくれてありがとうね」
「うまく話せないけど、誘ってもらえてうれしいんだよ」
「みんなは緊張したり、ドキドキすることってあるかな?この子はドキドキする気持ちがみんなより大きくて、それで声が出しにくいんだ。わざとじゃないんだよ。もし困っていそうだったら、声が出せないかもしれないけど、たすけてくれたら嬉しいな」

※協力体制とは、”やってほしいことを周囲におしつける”ことではありません。“家庭ではこういうことを努力してみるので、そちらはこういったことをお願いできますか”という歩み寄りの姿勢を大切にしましょう。

緘黙児にとって、外の世界は常に緊張状態です。そのため、腹痛や頭痛などの体調不良につながりやすく、誤解されたり自分を責めたりして、心のバランスをくずすこともあります。

緘黙はお薬で治るものではなく、その子をとりまく環境の調整が必要になります。もしお子さんの様子で心配なことがあったら、身近な相談機関にお話ししてみてください。

・大学、大学院で発達心理学と臨床心理学を修了
・認定心理士、臨床心理士、公認心理師の資格を取得
・医療と教育分野に10年以上従事する現役心理士
・子どもから高齢者までの幅広い臨床経験
・厚生労働省認可のもと公認心理師実習指導者として後進に育成にあたる

【職務経歴】
・教育委員会の教育相談
・国立、大学病院等の精神科、心療内科、神経科、児童精神科
・製薬会社の治験(新薬開発)における心理評価

【職務経歴】
・心理学の専門的知識
・心理相談、カウンセリング、心理療法、プレイセラピー
・心理検査(発達/知能/性格/認知/うつ/不安等)
・研究論文執筆や学会発表
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