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場の空気や表情がよめない、状況判断を誤る子への効果的な対応法
声かけのシーン(背景・導入)
生まれ持った特性として、場の空気をよむことが苦手だったり、相手の表情をよみ取ることが苦手だったりして、状況判断を誤りやすい子がいます。
どの子どもも、幼いうちは空気がよめないものなので、小さいころはあまり気になりませんが、社会性が身につく年齢になってくると、表情や場面のよみ取りが苦手な子は、「あの子空気よめないよね」と浮いてしまいがちです。
こういった状態が続くと、周囲から「あいつなんなの?」と思われてしまい、本人の意図しないところで嫌われてしまうことにつながりますから、早めに介入してあげられると良いですよね。
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こんな「声かけ」がおすすめ!
■「空気読んで」ではなく、今起こっていること教える
例:転んで泣いている子をみて…
「あの子何で泣いてるの?」→×「見れば分かるでしょ」
「あの子何で泣いてるの?」→〇「転んで痛かったから泣いてるんだよ」
例:みんなが先生の話を聞いているときに・・・
「遊んでいい?」→×「まわりをよくみてごらん」
「遊んでいい?」→〇「遊びません。今は**の時間です」
例:小さな子が遊具を譲ってほしそうにしているときに・・・
「私が先だったもん」→×「ほら、譲らないと」
「私が先だったもん」→〇「あの子も使いたいんだって。あと3回やったら代わってあげようね」
■失言はあとで一緒に振りかえる
例:身長が小さなA君に対して・・・「ずっとチビだね。背伸びないの?」
例:太っているB君に対して・・・「太ってるね。なんで痩せないの?」
「A君はどうして怒ったんだと思う?」
「B君はどうして泣いたんだと思う?」
「〇って言われたから、嫌な気持ちになったんだと思うよ」
「〇っていう言い方は、相手を傷つける言い方だったかもね」
ある程度は個性として受け止めながらも、適応的な行動を身につけていけるよう、大人がサポートしてあげましょう。
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