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小学生の子供に教える「苦手な子との付き合い方」声かけ例を紹介します
声かけのシーン(背景・導入)
学校には、様々な子どもたちがいます。
毎日一緒にいる友だち。
クラブ活動や委員会、登下校が一緒の友だち。
仲が良い友だちと過ごす時間は、子どもたちにとって楽しみや嬉しさであふれています。
しかし、学校中の子どもたちと仲良くできるとは限りません。
時には苦手な子と出会うこともあります。
自分とは考え方が合わない子。
話しているとなぜかイライラしてしまう子。
もしその子が同じクラスだったら、毎日必ず顔を合わせなければいけません。
もちろん、「苦手な子とも仲良くしたい」「どんな子とも仲良くしなきゃいけない」と努力する子もいます。
その子の良い所を必死に探そうとする子もいます。
しかし思うようにいかないと、嫌な気持ちがどんどん募ってしまいます。
時にはそっけない態度をとってしまう自分が嫌になって、さらに悩みが深刻化するケースもあります。
では、子どもが苦手な子との付き合い方で悩んでいるとき、どんな声かけをすればよいのでしょうか?
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こんな「声かけ」がおすすめ!
1.本人の話をよく聞く
まずは子どもの話をじっくり聞いてあげましょう。
「どんなところが苦手なの?」
「何か嫌なことがあったの?」
など、苦手に思うようになったきっかけや理由を聞いてみましょう。
2.感情に寄り添う
子どもの思いを聞き出すときには、その気持ちに寄り添ってあげましょう。
「辛かったね」「頑張ったね」「それは嫌だったね」など、苦しい思いを受け止めてあげてください。
このとき、子どもの言い分を無視して仲良くすることを強要したり、子どもの頑張りを否定したりすることがないように注意しましょう。
3.これからどうしたいか聞く
一番大切にしたいのは、子どもの思いです。
これまでの我慢や頑張りを認めつつ、今後どうしたいのかを聞いてみましょう。
◆仲良くなれそうにないとき
「お互い傷つくことのない、ちょうどいい距離を見つけよう」と声をかけてあげましょう。
無理に近づくばかりでは、お互い傷つく結果になるかもしれません。
時には距離を置くことも必要です。
これから先、大人になっても、苦手な人と関わる場面はきっとあります。
そういう時に、お互いが嫌な思いをしないちょうどいい距離を見つけることも必要だと伝えてあげましょう。
ただし、距離を置くからと言って意地悪したり、いじめに発展するようなことがあったりしてはいけません。
「もし攻撃的になってしまいそうなときは、その場を離れて深呼吸するのはどうかな?」
「苦しい気持ちがあるときはいつでも私(親)に話してね」
など、もし辛いことがあったときどうすれば良いか、一緒に考えてみましょう。
◆仲良くしたいとき
仲良くしたいと願う気持ちを認めつつ、くれぐれも無理することがないように声かけしましょう。
「これまでも十分頑張ってきたんだから、ゆっくりでいいからね」
「うまくいかなくて苦しいときは、いつでも私(親)に話してね」
など、苦しい思いを一人で抱えることがないように声かけしてあげてください。
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