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【家庭学習】教えるときに、かっとなってしまうのをどうにかしたい!
声かけのシーン(背景・導入)
家で自分の子どもに勉強を教えるのは、とても大変なことです。
園・学校で忍耐強く教えてくださる先生方には、頭が下がるばかりです。
ところが、教師、講師として働いている方のお話を聞いても、家で教える時は生徒に教えるようにはいかないと多くのかたがおっしゃっています。
・指示が通らない
・教え始めると、感情的になってしまって、お互いにギスギスしてしまう
・もっとできるはずと、過剰な期待をしてしまう
これは、お互いに甘えることができる雰囲気と、お子さんに多くを求めすぎてしまうことが原因かもしれません。
ある程度上手く教えられているという方の話を聞くと、「じかんを決めて、先生と生徒になりきるとうまくいきますよ」と教えてくださいました。
どんなふうに家庭学習を進めているのか、アイディアをお借りしてみましょう!
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まずは時間と場所を決めます。
可能であれば、勉強の間だけ、いつもと違う静かな場所に移動するといいでしょう。
「いつも、ここに来たら勉強をする」という習慣づけにもなります。
「40分だけ、先生と生徒ね」
時間の範囲を決めることが、とても大切です。
お子さんの集中力が続く長さで設定してあげてください。
集中してもらうために、保護者の方も一時、他の仕事の手を止めて、お子さんに向き合う時間をつくります。
勉強の範囲も決めましょう。
大切なのは欲張りすぎないこと!
「ここまでやったら、おしまいね」
決めたところより先には進みません。
必要な個所が理解出来たら、予定の時間より短くても終わりにしてもいいでしょう。
理解出来たら、早めに終わるのだとわかると、集中力もあがります。
勉強の間は、どちらも敬語を使うようにルールを決めます。
×なんでわからないの?
×そんなのもわからないの?
×遅いよ、まだ?
×はやくやって
生徒さん相手にそんなことをいう先生はいませんよね。
40分だけは親子ではなく生徒と先生です。
優しい理想の先生を思い浮かべて、
「〇〇くん、正解! よくできたね」
と、たくさん褒めてあげましょう。
まだ完全に出来ない所があったら、
「計算ミスはあるけど、計算の手順はわかるようになったね」
と、出来るようになったことに注目してあげましょう。
話を聞いてくれない時には、
「真剣に教えているから、真剣に聞いてくれる?」
と、互いに片手間に時間をとっているのではないのだということを確認し合いましょう。
「ながら」は厳禁です!
教えてくださった先生が「『親しき中にも礼儀あり』を心がけると上手くいきますよ」とおっしゃっていたのが印象的でした。
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