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子どもが字を丁寧に書かない時の対処法:ひらがなコンテスト!
声かけのシーン(背景・導入)
子どもの字がぐちゃぐちゃで、もっと丁寧に書いてほしいなと思うことはありませんか?
そんなとき、「もっと丁寧に書きなさい!」「これじゃ読めないよ」という言い方をしても子どもはもっときれいに書こうとはなかなか思えません。
■子どもの字が汚いのはどんな理由がある?
子どもの字が汚いのはさまざまな理由があります。
・ 手先が不器用で思った通りに線を引くことが難しい
・空間認識に苦手さがあり、バランスよく配置することが難しい
・衝動性が高く、丁寧に書くことがまどろっこしく感じる
・字をきれいに書こうとするモチベーションや興味がない
学習障害(LD)が原因で字を書くことの困難が見られることもあります。気になるときは、スクールカウンセラーや地域の発達障害者支援センター、教育支援センターなどの相談機関に相談してみてください。
ここでは、字をきれいに書こうというモチベーションを高め、子どもが楽しめるような方法をご紹介します。
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こんな「声かけ」がおすすめ!
「〇〇ちゃん、どっちが”か”って上手に書けるか勝負しない?」
「ママ左手でやるから」
四角いマスに一人2枚書いてお互いに見せ合います。
1枚目と2枚目どちらが上手かを比べます。
(ママと子どもで競争、ではなく、1回目と2回目でどちらが上手かを選ぶ)
「いっせっせーのーせ!」
で、上手だと思う方を一緒に指さします。
選んだ文字の、どこがよかったのかを相手に言ってもらいます。
「ここの曲がり方がきれい!」
「字が大きく書けている」
「ちゃんとはねている」
「ここの点のところはこっちの方が上手、跳ねるところはこっちの方が上手」
など、いいところを見つけ合いましょう!
何回かやって一番きれいな「金賞」の文字を選びます。
金色の折り紙を貼って壁に飾っても良いですね。
ひらがなのアプリで採点してくれるものもあるので、点数を競っても楽しいです。
一口で食べられるような小さなお菓子をたくさん用意して、点が高かった方が一個ずつ食べられるようにしても楽しいですね。
狙いは、意識して文字を書こうとする気持ちを持ってもらうことです。
また、比較することにより、細部へ注意を払い、うまく見えるポイントを自ら発見することができるようになります。
自分でもうまく書けた!という体験をするともっときれいに書いてみようという意欲につながります。繰り返し書くことで筋力やコントロール力が高まってさらにうまくなるという良い循環につながるので、良いところに注目することはとても有効です。
ちょっとした隙間時間に遊んでみてくださいね。
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