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子どもがヘルメットを嫌がる。小学生への自転車の交通ルールの教え方
記事の目次
記事の執筆者
声かけのシーン(背景・導入)
小学生になるにあたり、自転車の練習を始めるご家庭もあると思います。
実際に公道で運転する前に、交通ルールの確認をしておきましょう。
小学生になる前に確認しておきたいひとつ目は、「幼児用座席」についてです。
保護者の運転する幼児用座席に乗っていたお子さんは、小学生になると自転車の後ろに乗ることが出来なくなります。
(令和3年の都道府県の道路交通法施行細則改正により、幼児用座席に乗せることができるのは「小学校就学の始期に達するまでの者」となっています。)
入学するまでは乗せられるけれど、それ以降は同乗できないということですね。
今まで自転車で送迎をしていた方は、お住まいの都道府県の交通法を確認の上、送迎手段を考えておきましょう。
ふたつ目はヘルメットについてです。
令和5年の改正道路交通法の施行により、すべての自転車利用者のヘルメット着用が努力義務となりました。
【道路交通法 】
第63条の11
第1項
自転車の運転者は、乗車用ヘルメットをかぶるよう努めなければならない。
第2項
自転車の運転者は、他人を当該自転車に乗車させるときは、当該他人に乗車用ヘルメットをかぶらせるよう努めなければならない。
第3項
児童又は幼児を保護する責任のある者は、児童又は幼児が自転車を運転するときは、当該児童又は幼児に乗車用ヘルメットをかぶらせるよう努めなければならない。
(警視庁ホームページより引用)
とあります。
警視庁によると、自転車乗用中の交通事故で亡くなられた方の約6割が、頭部の怪我が原因だそうです。
第3項では、保護者がヘルメットをかぶらせるように努力することが求められています。
お子さんの安全のために、公園や近所に行くときでも、保護者の方が責任をもってヘルメットを用意しましょう。
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こんな「声かけ」がおすすめ!
「バイクを運転している人は、全員ヘルメットをかぶっているよね。あれはね、頭を打つと、とても危ないからなんだよ」
「道路で卵を落とすとどうなる? 割れちゃうよね。〇〇ちゃんの大切な頭も、道路で転んでぶつけたら大怪我しちゃうと思わない?」
少し大げさかもしれませんが、袋に入れたスイカなどを頭の位置から落として、どうなるか見せてあげる方法もあります。
最も良いのは、保護者の方も一緒にヘルメットをかぶることです。
ヘルメットをかぶるのが当たり前と思わせる行動をしてあげれば十分に伝わります。
出かける前に安全確認をお子さんにお願いするのも有効です。
保護者「〇〇くん、ヘルメットとブレーキの確認よろしく」
子「みんな、ヘルメットかぶってる? ブレーキ握ってみて!」
習慣が安全につながります。
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