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イライラしやすい、癇癪を起こしやすい子どもの声かけサポートやストレス発散方法!
記事の目次
サマリー
癇癪?イヤイヤ期?子どもがイライラしやすい、ちょっとしたことですぐ癇癪を起こすのには、どんな要因があるのでしょうか。
今回は、発達面からではなく、情緒面や環境面の視点でのサポートやストレス発散方法についてご紹介します。
大切なのは子どもが抱えている不快な感情、欲求不満、不安がママやパパに受け止められ、解消されて子ども自身が安心することです。
記事の執筆者
イライラしやすい、癇癪を起こしやすい要因
言葉の力や感情コントロールの未熟さ
子どもは、言葉の力や自分で感情をコントロールする力がまだ弱いため、欲求不満のときは泣いたり、暴れたり、身体を使って訴えることが多いです。
不安で泣けば、
「よしよし、こわかったね~」
とママパパが駆け寄ってきて、寂しくて泣けば、
「あららごめんね、ひとりでさみしかったね~」
と抱っこしてくれ、不快で泣けば、
「おむつかなぁ?おっぱいかなぁ?」
と気にしてくれ、欲求不満をママパパに受け止めてもらい、解消し、安心を得ています。
不安が強く繊細な子どももいる
なかには、不安が人一倍強い、繊細で刺激に人一倍弱い、完璧主義傾向で衝突しやすいなど、欲求不満に陥りやすい要因をもっている子どももいます。
それぞれ難しさはあれど、子どもの情緒安定には、ママやパパに欲求不満を受け止めてもらえった!という体験の積み重ねがとても大切です。
普段の生活にポジティブな声かけを追加していき、少しずつ情緒面の安定が図っていきましょう。
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イライラで癇癪を起こしやすい子のへ対処・サポート方法

理解を示してあげる
△「〇ちゃんは怒りっぽいね」
△「〇くんは怒りんぼうだもんね」
◎「xxが嫌なんだよね」
◎「xxが気になるんだよね」
泣いて騒いだとき
△「そんな大きな声で泣かないの!」
△「あーもーうるさい!分かったから!」
◎「〇ちゃん、いやだったねー、よしよし。」
◎「〇くんは不安だったんだねー。なでなで。」
(そうか、私って嫌だったんだ…)、(僕のこの気持ちは不安って言うんだ・‥)と、自分の感情に気づく力を育てることにもつながります。
安心して感情表現できる環境の確保
「こわいときは、こわい!って言っていいんだよ」
「怒っているときは、怒ってる!って言っていいんだよ」
「どうすれば大丈夫になるか、一緒にかんがえようね」
感情を出してくれたらすかさずリピート
子ども「こわい…」
△親「こわくないこわくない!」
◎親「だねー、こわいねー…」
全身運動を取り入れよう!
手先の運動ではなく、全身運動はストレス発散に役立ちます。
「今日は公園でおもいっきりパパと一緒に遊ぼう!」
「よーし、今日はママと本気でおいかけっこするぞ~!」
きょうだいがいる場合、たまにはその子だけの時間を
「今日はパパとふたりでおでかけね!」
「ママとふたりでお散歩しよ!」
寝る前のスペシャルタイムも
毎日でなくても大丈夫。特別なことをしなくても大丈夫。
寝る前に1分でも5分でも、ママorパパと子どものふたりだけの時間を作って、抱っこするもよし、読み聞かせもよし、くすぐりあいもよし。
きょうだいがいる場合は特に、「この時間は、〇くんだけのママだよ!」という声かけが良いと思います。
記事の執筆者
・認定心理士、臨床心理士、公認心理師の資格を取得
・医療と教育分野に10年以上従事する現役心理士
・子どもから高齢者までの幅広い臨床経験
・厚生労働省認可のもと公認心理師実習指導者として後進に育成にあたる
【職務経歴】
・教育委員会の教育相談
・国立、大学病院等の精神科、心療内科、神経科、児童精神科
・製薬会社の治験(新薬開発)における心理評価
【職務経歴】
・心理学の専門的知識
・心理相談、カウンセリング、心理療法、プレイセラピー
・心理検査(発達/知能/性格/認知/うつ/不安等)
・研究論文執筆や学会発表
・心理実習生の指導
・大学や研修会での講師
・Podcastラジオパーソナリティ
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