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子どもが病院で静かに過ごすためにできることは?
声かけのシーン(背景・導入)
病院など公共の場で子どもが騒いだり走り回ったりしてしまうと、危ないし人に迷惑をかけてしまうし、親としてはとても困りますよね。いったんスイッチが入ると子どもはやりたい放題。親の制止を振り切ってしまいます。「走っちゃダメ!」「静かにしてって言ってるよね!?」などと一方的に禁止するだけでは子どもの行動はなかなか変わりません。
子ども自身が、“静かにしよう”と思えるような声かけを工夫しましょう。
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こんな「声かけ」がおすすめ!
まずは、事前準備が最も大切です。
① 家を出る前に伝える
「今から病院に行くよ。病院は、怪我をした人や病気の人が行くところだね。身体が痛かったり歩くのもつらい人もいるんだよ。〇〇ちゃんも風邪をひいたとき、とてもしんどかったね。大きな声を出すと頭が痛くなってしまう人もいるから、病院では小さな声でお話しするんだよ。足が悪い人にぶつかってしまうと転んで大けがをしてしまうから、病院ではゆっくり歩こうね。①小さな声で話す、②ゆっくり歩く、お約束できるかな?」
② 対策をする
「退屈しないように、静かに遊べるものを持っていこうね。何がいいかな?」絵本、お絵かき、シール貼り、折り紙、お気に入りのぬいぐるみなどを一緒に準備します。また、しりとり、“あ”のつく言葉あつめ、ハンカチ遊びなど、静かにできる遊びを頭に入れておきます。
③ 病院に入る直前に確認する
「病院でのお約束覚えているかな?」
④ 定期的に褒める
「ちゃんとお約束守れているね」「小さい声でお話しできたね」「ここまでゆっくり歩けたね」
出来ているときにすかさず褒めるようにします。できなかったときに注意するより、子どものモチベーションが上がって効果的です。
⑤ 確認をする
走りそうになったり、大きな声を出してしまうときは、「お約束は何だった?」「病院ではどうするんだっけ?」と思い出させるようにします。「退屈してきちゃった?何か面白いもの持ってきてなかったっけ?」と準備したグッズを選びます。
⑥ 体調をチェックする
退屈していたりおなかがすいていたりのどが渇いていたり眠かったり疲れていたり暑かったりするときは、頭では分かっていてもどうしてもぐずぐずしてしまいます。子どもの体調をこまめに確認しましょう。
⑦ 病院を出たら褒める
「ちゃんとお約束守れたね」「最後まで頑張れたね」とねぎらいの言葉をかけます。
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