子どもへの肯定的な声かけ・言葉がけが1000パターン以上。シーン別の声かけレシピ集
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子供がよく飲み物をこぼす。怒ったり叱ったりしない接し方。

子供がよく飲み物をこぼす。怒ったり叱ったりしない接し方。

最終更新:2024.02.20

記事の目次

サマリー

子どもがお茶やジュースをこぼしてしまった時、叱らない接し方や次につながる声かけが出来ると良いですよね。

この記事では、一般的によく言ってしまう小言や、ご家庭で簡単に出来る肯定的な声かけを紹介しています。

また、子どもが飲み物をこぼす背景や理由を踏まえた上で、こぼす前の対策についても記載しています。
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記事の執筆者

子育て中のパパママ、こんにちは。臨床心理士、公認心理師の資格をもつ声かけサポーターとして、日々の「困った!」に役立つ情報をお届けしてまいります。
一緒に悩みながら、少しでも心を休めて、子育てしていきましょう。
たくさんの声かけレシピの中から、お子さんにあうレシピが見つかりますように。
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子どもに対してよく言ってしまう小言

子どもって、よく飲み物をこぼします。
不器用だったり、不注意だったりするので仕方ないときもありますが、
お茶やジュースをこぼしたとき、叱らない接し方、次につながる声かけが出来ると良いですよね。

声掛けのチャンスは、朝起きてから夜寝るまでの日常生活の中にたくさん転がっています。
例えば、お子さんが食事中にお茶をこぼしてしまったとき…
 「あー!またこぼしたの!?よそ見するからでしょう!」
 「なんであんたはいつもこぼすの!気をつけなさい!」
 「もー、忙しいのに!ママパパがやるからあっち行ってて!」

とまっさきに小言を言いながら親がサっと後始末をしてしまったら、
声掛けの機会は失われるどころか、親子ともに不快な気分だけが残ります。

そんな時、ママパパがお家で実践できる声掛け例をご紹介します。


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湘南北部療育センター (藤沢市)

お家で実践できる肯定的な声かけ例

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こぼれちゃったね。どうしたらいい?
①共同注視をする
 「あれ?」「あっ」と言いながら、こぼれた場所を指さし、
 一緒に見る

②どうするべきか尋ね、少しでよいので考えさせる時間をとる
 「こぼれちゃったね。どうしたらいい?」

③具体的な好ましい対処法を伝え、準備をさせる
 「拭けばいいよね。タオルとって。」

④拭く動作をジェスチャーで示し、行動させる
 「ここを拭きます。」

⑤出来る限りほめ言葉で締めくくる
 「きれいになったね。ありがとう。」

子どもが失敗したときこそチャンスです。
どうしたら良いか考えさせ、自分で後始末をさせることで、言葉や考える力を伸ばす機会になります。

子どもが飲み物をこぼす背景・理由

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子供が飲み物をこぼす場合の理由や要因はさまざまですが、一般的なものとしては以下のようなものが挙げられます:

■手の動かし方の発達不足:

特に幼い子供の場合、まだ手先の器用さが発達途中であり、コップを持つことや飲み物を注ぐことが難しいことがあります。

■注意散漫:

子供は何か別の刺激が周囲にある場合、飲み物を注ぐことやコップを扱うことに注意を向けられず、衝動的に他のものに興味が向いてしまいます。

■まだ慣れていない:

新しいコップや飲み物の種類に慣れていない場合、うまく扱えないことがあります。

子どもは何故わざと飲み物をこぼす?

わざと飲み物をこぼす場合は以下のような理由が考えられます:

■注意を引こうとする:

親の注意を引きたい、または他の何かを引き起こそうとする場合、わざとこぼすことで注目を集めようとすることがあります。

■抵抗心や反抗心:

子供が規則や命令に反抗心を持っている場合、わざとこぼすことでその反抗心を示すことがあります。

■興奮や楽しさ:

一部の子供は、わざとこぼすことで興奮し、楽しむことがあります。

子どもの飲み物をこぼし対策

子供が飲み物をこぼす時の対策

では子供が飲み物をこぼさないためには、親が出来る対策として、以下のような事をしてあげると良いかと思います。

■適切なコップを選ぶ:

子供が扱いやすい軽量なコップを選ぶことで、こぼしにくくなります。
毎度こぼしてしまって大変な場合は、蓋つきにしてしまえば良いと思います。

■注意を促す:

子供に飲み物を注ぐ際や持つ際に注意を促したり、周囲に気を散らせるようなものを置かないということも重要です。テレビを消したり、テーブルの上を綺麗にしたり。

■心理的なアプローチ:

子供がわざとこぼす場合、注意を惹くためにやっている可能性が有ります。その際はふざけながら注意するのではなく、厳然とした態度で「ダメ」と注意します。


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