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【小学生】自分で服を選ぶのが苦手な子どもへのサポート方法:私服の制服化
記事の目次
サマリー
この記事では、洋服を選ぶのが苦手で、季節感がなかったりセンスがなかったりするような子供に対して、どのようにサポートしていくか、ここでは「私服を制服化」することを、その実例として紹介しています。ここで言う「私服を制服化」とは、上下、どの組み合わせで着ても、おかしくない服だけを用意することです。
また、気候に合わせて洋服を選べるように、気温と洋服の関係を明確にしています。
記事の執筆者
声かけのシーン(背景・導入)
息子は服装に無頓着。
今朝もとても寒いのに、下着も着ないで、そのままフリースを一枚だけ着ています。
パジャマがわりに着ていたものを着替えるのが面倒だったようですね。
私に「それで学校に行くの?」ときかなければ、そのまま学校に行っていたことでしょう。
慌てて着替えてきたのは、習字用の服装です。
こういうことが多い我が家では、少し前から服の制服化をしています。
引出しから出した服、どれを着てもいいのです。
これをしてから、何を着たらいいかわからずに、ぼーっとすることはなくなりました。
制服と言っても同じ服を何着も持つわけではありません。
上下、どの組み合わせで着ても、おかしくない服だけを用意するようにしたのです。
用意するときに最大限に気を遣うのは素材です。
感覚過敏の兆候のあるお子さんに多いことですが、タグを嫌がったり、ごわごわ、チクチクする素材は、二度と袖を通してくれません。
ジッパーやボタンの素材などはどうでしょう?
金属製でヒヤリとするものは好まない子もいますね。
首元の窮屈さなども気を付けておくといいでしょう。
襟ぐりが狭すぎるのも、開きすぎているのも落ち着きません。
私自身、ハイネックは苦しなって、どうしても着ていられません。
フリース素材は、静電気防止加工のされているものを選びます。
通年で買い替え、買い足しのできるベーシックな色と、形の服をそろえます。
兄弟姉妹がいる時は、おさがりとして着られるユニセックスな形を選ぶといいでしょう。
少しだけ着る時のルールを決めておきます。
我が家では「柄ものと柄ものを上下で着ない」というのが唯一のルールです。
服を選ぶのが苦手な子は、気候に合わせて服を着ることも苦手です。
好きなものを何度も着てしまう、というのもありますね。
色物を好む場合は、上衣は好きな色を、ズボンやスカートはベーシックな色のものしか買わない、とルールを決めておくと、目がチカチカするコーディネートになりません。
26℃以上の夏日――半袖のシャツ
23〜25℃春や秋――半袖に薄いものを重ねる
20〜23℃――半袖、長袖どちらでも良い
15〜20℃――朝は寒いので上にカーディガンやパーカーなどの羽織るものを持つ
12〜15℃――冬の服装、セーターや重ね着
7〜11℃――ジャンパーを着る
6℃以下――ジャンパーに加えてマフラーや手袋が必要
ある程度の温度と、着るものの目安を知っていると便利です。
気象情報もチェックしておくといいですね。
服装のためのニュースサイトもありますので活用してください。
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こんな「声かけ」がおすすめ!
前日に服を用意するのもいいですが、学校の用意をするだけで疲れてしまう子でしたので、服を決めることはやめました。
私「〇〇(AI)に天気予報をきいてごらん」
子「〇〇(AI)、今日の天気は?」
AIに話しかけるのは楽しいようで、朝の習慣になりつつあります。
私「今日は5℃だって、すごく寒いよ。何着ていく?」
この時に服装予報も確認します。
地図にイラストが出ますので、一目でわかって便利です。
今日の天気の服装情報サイトにはジャンパーのマークがついています。
「ジャンパーマークがでてるね」
(外套は安全を考えて少し派手な色にしています。急な動きをする子には、遠くからでもわかりやすい色を選ぶと、車の運転手から見やすくていいでしょう。)
あまり柄などは考えずに、制服化している上衣とズボンをランダムに身につけて、ジャンバーだけを用意して支度が終わります。
少しでも面倒だと手が止まってしまう子には、身支度を簡略化して、ハードルを下げていくことが効果的です。
シンプルな服の選び方を今のうちに身につけておくと、自立する時にも役になってきます。
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こんなお子さんにおすすめ!
お役立ちコンテンツ
参考・外部リンク
https://tenki.jp/indexes/dress/
ウェザーニュース 服装と気温の関係
https://weathernews.jp/s/topics/202103/310055/