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子どもがいたずら好きだと感じた時に読む、困った猫の絵本「あくたれラルフ」
記事の目次
記事の執筆者
声かけのシーン(背景・導入)
あまりにもいたずらが過ぎて、腹が立ってしかたがない!
そんな時に読むと、不思議と目の前のいたずらっ子を愛おしく思える絵本のご紹介です。
セイラのうちのラルフはとんでもない「あくたれ」猫です。
パーティーをめちゃくちゃにしたり、危険ないたずらをしたり、お母さんのかわいがっている鳥をおいまわしたりトラブルばかり。
ある日、サーカスをめちゃくちゃにしたラルフはサーカスに置き去りにされてしまいます。ラルフは無事に家に帰れるのでしょうか。
とても、こんないたずらをするラルフを好きでいられないように思えます。
それでもセイラはラルフが好きなのです。
いなくなったラルフを、セイラは一生懸命探します。
大変な目にあったラルフは「あくたれ」をやめたと思いますか?
いいえ、お話の最後でもラルフは「あくたれ」のままなのです。
息子のイタズラがひどい頃、私はセイラに、息子はラルフに感情移入してお話を読んでいたと思います。
「いたずらをしてもラルフが好きだな」というセイラの気持ちと、
「そのままでもセイラは自分が好きなんだな」というラルフの気持ちが、私たち親子の心にぴったりと寄り添い、肩の力が抜けた瞬間を今でも思い出します。
お互いに主張を受け入れてみると、また明日も頑張れるような気持ちになります。
子育ては一人だけで進めようと思うと、ポッキリと折れてしまいそうになることが多いですね。できるだけたくさんの「助け」を持ちましょう。
絵本に子育てを助けられているなと感じられることもあります。
皆様にも、心の拠り所になる絵本との出会いがありますように。
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おすすめの声かけ
母「ラルフ、こんなイタズラしなければよかったのにね。セイラ困ってたよね」
子「でもさ、きっとラルフは、やったら面白いと思ったんだよ」
母「そっか、面白そうだなって思ったんだね」
子「まぁ、ラルフはやり過ぎだよね」
母「そう思う?」
子「やっちゃったな〜って思ったと思うよ」
母「なんだか〇〇くんみたいだね!」
お話を通して、温かい気持ちになれる瞬間があります。
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こんなお子さんにおすすめ!
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参考・外部リンク
作 ジャック・ガントス
絵 ニコール・ルーベル
訳 いしい ももこ