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「普通じゃない・みんなと違う子」主体性、自主性を育むための子どもへの声かけ
声かけのシーン(背景・導入)
子育てをしていて、よく
“普通”とか“ちゃんとやって”
とか耳にするようになりました。
ふと、我が子は「普通」という言葉の意味をイメージできてるのかな?と思うことがあります。
“ みんなやってるから”
“普通にやればいいんだよ”
この“普通”という言葉は何かと勝手もいいし、いろんな場面で使われます。 でも、そもそも普通とは何でしょうか?
子どもと、この曖昧で主観的な言葉にどう向き合うのかを考えました。
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お母さんは大好きだよ。
わたしたちは社会のいわゆる普通と言われる常識によって日々動いています。
わたしが幼稚園生だった頃、お遊戯会で赤ずきんちゃんをやりました。わたしはオオカミ役。
実際のオオカミは、茶色くて目が黒い。
私以外のオオカミ役の子たちは、みんな茶色くて目が黒いオオカミを描きました。
けれど、私は虹色でカラフルなオオカミを描きました。なんなら、目の中だって虹色。
クラスの子から、
「オオカミは普通茶色いんだよ!」
「虹色の狼なんていないよー」って言われたのを覚えています。
でも私は世界に一匹しかいない、この虹色のオオカミになりきって自分が誇らしかった。
それは、「あなたのオオカミはあなたらしくてよかった」そう言って笑顔で演技を観てくれていた家族の存在があったからです。
世間一般の普通といわれる生き方や考え方、軸のようなものって確かにあるとは思います。
ちょっと変わったことをしたり、ちょっとみんなと違うことをしていると
“あの子はふつうじゃない”
と思って偏見の目で見たり、変わった人扱いしたり。
けれど、今の普通は昔の普通とは違うように、国や年代、性別によってもバラバラです。
子育てのこうあるべき、という基準もないし、子どもには将来こうあってほしい、というビジョンも人それぞれだと思います。
「みんながやってるからって、無理に人に合わせてやらなくてもいいと思う」
「あなたが良いと思うなら、他の子がどうあれ、自分を信じてやればいい」
口で言うほど簡単なことではありませんが、否定や正論からではなく、子どもの想いをまずは受け止めてあげたいと思っています。
自分の想いを、勇気を出して伝えてくれたのだと思うので。
自分にとっての大事なことを見失わないで自分や自分の気持ちを大切にできるということは、他人にも優しくなれるような気がしています。
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