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【3,4,5歳】偏食で好き嫌いばかりの子どもにNGな対応とおススメ声かけ
子供が苦手な食べ物には個別の理由があり、無理に食べさせるのは良くありません。
丁寧な声かけと長期的な接し方が重要で、嫌いなものを無理に食べさせず、何が嫌なのかを尋ねていきます。
子供の苦手意識を強めないよう配慮することが重要で、プレッシャーを避け、嫌いな食べ物に親近感をもたせるような工夫が大切です。
声かけのシーン(背景・導入)
味覚には、苦味・酸味・甘味・塩味・旨味がありますが、人間は生まれつきの本能で、幼いうちは苦味と酸味を避けるようになっています。
この本能とは別に、個人の感覚による好き嫌いは3歳ごろから始まると言われていますが、お子さんによっては、苦味や酸味に他の子より敏感さがあり、ある程度成長しても食べられない、という可能性もあります。
食べられないのには、その子なりの理由があります。美味しいと思っているのは大人だけで、その子にとっては美味しくないのです。
嫌いなものを無理やり食べさせるのは、罰ゲームのようなものです。その食べ物がさらに嫌いになるだけでなく、食事自体がイヤになったり、食べさせようとするママパパのことも不快な思い出としてその子の記憶に残ってしまいます。
下記の声かけ例を役立てていただきつつ、いつか食べられるようになったらいいね、という長い目で接してあげましょう。
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こんな「声かけ」がおすすめ!
■嫌いなものは無理に食べさせず、なにがイヤなのか丁寧にたずねる
△「美味しいから食べてみなよ」
△「せっかく作ったんだから、ひとくちだけでいいから食べなさい」
〇「トマトのどんなところがイヤだって思う?」
〇「味はどうかな?見た目は?口に入れた感じとか、噛んだ感じはどう?」
もしも嫌いな理由がわかれば、調理法を変えたり、味付けを変えたりすることで食べられるようになるかもしれません。
■本人の前で、野菜が苦手だということを意識づけしない
△「この子全然トマト食べられなくてさぁ」
△「あなたはこれが嫌いだよね」
○「このまえ食べたトマトピザ美味しかったねぇ」
大人が無意識に子どもの苦手意識を強めてしまっている場合があります。
■プレッシャーをかけない
△「さあ、今日こそトマト食べられるかな?!」
なんて言いながら出さないようにしましょう。前に食べられなかった嫌な経験がよみがえって食べにくくなってしまいます。
○「ごはんだよー」「おやつだよー」
そっと何も言わずに、工夫した料理をしれっと出してみることがポイントです。
■嫌いな食べ物に親近感をもたせる(食べることを重視しない)
・苦手な食材を使って、親子で一緒に料理をする
「日曜は、一緒にサンドイッチつくって公園にいこう!」
・おうちで栽培する苗を買いに行く
「これが大きくなるとトマトになるんだって。どの苗が一番元気そうか選んでくれる?」
・野菜コーナーで子どもに選ばせる
「今日パスタ作るんだけど、どのトマトが1番おいしそう?」
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