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味に敏感?好き嫌いがはげしい?手料理やお弁当を食べてくれない!味覚・嗅覚・触覚が繊細な子どもへ
声かけのシーン(背景・導入)
味やにおい、舌触りなどに過敏さのある子は、好き嫌いのレベルではなく、特定のものしか食べられない(受け付けられない)場合があります。
ママパパが一生懸命つくった手料理やお弁当には、
「くさい」「おいしくない」「へんなあじ」「いらない」と言い、
冷凍餃子や冷凍チャーハンには、
「おいしい」「これ好き」「いつもこれがいい」と言ったりします。
確かに昨今の冷凍食品は優秀ですが、
栄養を考えて、時間をかけて、愛情を込めてつくった手料理が粗末にされ、チンするだけの冷凍食品に負けたとなっては、たいていのママパパは非常にへこみますし、怒りも感じます。中には、ご飯もつくれないなんて、自分は親失格なのでは?と思い詰める方もいます。
どうしたら食べてくれるのか、やっきになって料理研究をし始めるママパパもいますが、こだわりや過敏さというのは努力でどうにかなるものでもないため、最後には「どうしてこんなに頑張っているのに食べてくれないんだ!!!」と子どもにあたってしまい、お互いに苦しくなってしまいます。
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こんな「声かけ」がおすすめ!
■ポジティブに受け入れていく準備をしましょう
「確かに冷凍食品おいしいしいよね」
「ママパパも一緒に食べてみようかな」
冷凍食品が悪いわけじゃないのです。時間がかかると思いますが、こんなふうに子どもに声をかけられるようになるといいですね。
■冷凍食品を楽しみましょう
「今日は大好きな餃子でーす。カチコチでつめたいねー。あたためるからお皿に出してくれる?」
「餃子をおいしくしまーす。レンジのスタートボタンを押してくださーい」
とお手伝いさせるのもいいでしょう。また、子どもとスーパーの冷凍食品コーナーに行き、
「今日は美味しい冷凍食品をさがしてみようね。みてみて、こーんなにあるよ!」
「今日は3つ選ぶことができます!どれにする?おうちで食べ比べしてみよう」
など、選ぶ楽しさを共有するのも良いと思います。
子どもと一緒に食べてみて、☓おいしくない、△ふつう、○おいしい、◎超おいしい、で記録してみてはいかがでしょうか。
※注意※
子どもが外で、「ぼくいつも冷凍食品しか食べてない」と言ってしまう場合があります。間違いではないにしても、これだけを聞いた先生や他のママパパは、(かわいそう…もしかしてネグレクト…?)とものすごく誤解をします。そこにいたる努力の過程があって最終的にこうなった、と他人にすべて理解してもらうのは難しいのですが、「うちの子、偏食がひどくて小さい頃から手料理を食べなくてね…。栄養が心配。どうしたらいいかなぁ。」と普段から先生などに打ち明け、知っておいてもらえると良いと思います。
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