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ペットの死を受け入れる過程を描いた、こころのケア絵本『さよなら、ねずみちゃん』
声かけのシーン(背景・導入)
大好きなペットも、寿命や病気で、いつかは死んでしまいます。
そのことを子どもは理解していますか?
ママパパは、子どものこころのケアが出来そうですか?
絵本『さよなら、ねずみちゃん』は、子どもがペットのねずみちゃんの死を受け入れる過程を丁寧に描いた物語です。
ある日、男の子の大切な友達だった、ペットのねずみちゃんが死んでしまいます。
大切な存在を失う悲しみや、大切な存在がいなくなるということ、「死」とはなんであるか、周囲の大人がどのように寄り添えばよいのかが、心温かく描かれています。
これからペットを飼う、今飼っている子どもだけでなく、ペットを亡くした子どもにも読ませてあげたい絵本です。
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絵本がもっと面白くなる!!
おすすめの声かけ
・「こころをケアする絵本だよ」「死について学ぶ絵本だよ」とわざわざ言う必要はありません。おだやかな環境を確保してから、一緒に、ゆっくりと絵本を開きましょう。
・読み手は、お子さんを主人公に、ペットをねずみちゃんに投影して読むと良いでしょう。
「これからとても悲しいことを言うよ。」
「ねずみちゃんはね、死んでしまったんだ。」
・じっくり丁寧に読んであげてください。子ども自身も、自分を主人公に、ペットをねずみちゃんに投影していきます。
・「うちの犬も死んじゃうの?」「死んじゃったらどうなるの?」と子どもが言ったら、「そうだね。ねずみちゃんと同じように、動物さんにはいのちがあるんだよ」「ねずみちゃんみたいに、急に死んでしまうこともあるかもしれないね。だからいっぱい優しく仲良くしようね」と返してあげましょう。
・死について、子どもと正面から話し合うには、重くて扱いづらいテーマです。だからこそ、こういった絵本のちからを活用し、ごまかさず、正直に、お子さんにの年齢なりの死の概念の形成をサポートしましょう。
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こんなお子さんにおすすめ!
材料:
絵本『さよなら、ねずみちゃん』(誠信書房)
参考・外部リンク
https://www.seishinshobo.co.jp/book/b202107.html
ロビー・H・ハリス 作
ジャン・オーメロッド 絵
飛鳥井 望 監訳
亀岡 智美 監訳
遠藤 智子 訳