子どもへの声かけレシピ集
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声のボリューム調整を出来ない子供には「アリさんの声だよ」
最終更新:2024.09.11
記事の目次
サマリー
病院や図書館など、特に大きな声を出してはいけない場で大きな声を出してしまう場合、怒るのも小さな声ではないといけず、手に負えなくて困る時ありますよね。そんな場合に役立つ、子どもにわかりやすく声の大きさを伝える声がけアイディアをご紹介します。
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子どもの声は何故大きい?
小さな子どもが公共の場所でも大きな声で話してしまう理由はいくつか考えられます。
感情の表現
子どもは自分の感情を言葉や適切な方法で表現するのがまだ難しいため、大きな声で自己主張することがあります。特に病院や図書館のような普段と異なる環境では、緊張や不安を感じることが多いです。そのストレスを声で表現することがあります。
ルールの理解不足
小さな子どもは、静かにしなければならない場面や場所のルールをまだ十分に理解してないことが多々あります。図書館や病院は家や遊び場とは異なる雰囲気ですが、子どもにとってその違いを把握するのは難しいかもしれません。
注意を引きたい
大きな声を出すことで、親や周囲の人の注目を引こうとすることがあります。特に病院では待ち時間が長い場合、子どもが退屈してしまい、親や周囲の反応を引き出すために声をあげることがあるでしょう。
発達段階の影響
子どもの発達段階によって、自己コントロールがまだ難しい場合もあります。特に2~3歳の時期は、感情や欲求を制御するのが難しく、周囲の状況に適応するのに時間がかかることがあります。
声の大きな子どもへの声かけ対処法、具体例

今の○○ちゃんの声だととっても大きいの…ありさんの声ってどれくらいだと思う?
親「今から行く場所はね、たくさんのお客さんがいるから大きな声を出してはいけないの。大きな声ってわかる?」
子「わかんない」
親「そうだよね…大きいってわかんないよね。じゃあね、うさぎさんってわかる?」
子「うん!お耳が長くてね、ピョンピョンする~!」
親「そうそう。そのうさぎさんがここね。」
=>ボードのうさぎを指さしながら話します。
親「今お話ししている○○ちゃんの声は、このうさぎさんのお隣のくまさんくらいの大きさなの。」
親「うさぎさんとくまさん、どっちが大きい?」
子「くまさん!」
親「そうだね~♪だから、○○ちゃんの声はうさぎさんの声より大きいってことなの。」
親「でね、今から行くところは、うさぎさんの声でも大きい声になっちゃうんだ…」
子「え~!どのくらい?」
親「ここで一番小さいのはだ~れ?」
=>子どもにボードを見せて考えさせる。
子「ありさん?」
親「そう!ありさんだよね?くまさんより何個小さくなるかな?」
親「一緒に数えてみようか?」
親「いーちー、に~さん!そう3つだよね?」
親「だから、今の○○ちゃんの声だととっても大きいの…」
親「ありさんの声ってどれくらいだと思う?」
親「そう!いいね♪そのくらいでお話できそう?」
子「うん!」
親「ありがとう♡」
親「じゃあ、今から行くところになったらありさんの声作戦ね♪」
(うん!)
参考
家の中で説明するときは、視覚的に声の大きさをイラスト化すると、目に見えない声の大きさをイメージすることでが出来て効果的です。
子「わかんない」
親「そうだよね…大きいってわかんないよね。じゃあね、うさぎさんってわかる?」
子「うん!お耳が長くてね、ピョンピョンする~!」
親「そうそう。そのうさぎさんがここね。」
=>ボードのうさぎを指さしながら話します。
親「今お話ししている○○ちゃんの声は、このうさぎさんのお隣のくまさんくらいの大きさなの。」
親「うさぎさんとくまさん、どっちが大きい?」
子「くまさん!」
親「そうだね~♪だから、○○ちゃんの声はうさぎさんの声より大きいってことなの。」
親「でね、今から行くところは、うさぎさんの声でも大きい声になっちゃうんだ…」
子「え~!どのくらい?」
親「ここで一番小さいのはだ~れ?」
=>子どもにボードを見せて考えさせる。
子「ありさん?」
親「そう!ありさんだよね?くまさんより何個小さくなるかな?」
親「一緒に数えてみようか?」
親「いーちー、に~さん!そう3つだよね?」
親「だから、今の○○ちゃんの声だととっても大きいの…」
親「ありさんの声ってどれくらいだと思う?」
親「そう!いいね♪そのくらいでお話できそう?」
子「うん!」
親「ありがとう♡」
親「じゃあ、今から行くところになったらありさんの声作戦ね♪」
(うん!)
参考
家の中で説明するときは、視覚的に声の大きさをイラスト化すると、目に見えない声の大きさをイメージすることでが出来て効果的です。
記事の執筆者
12歳と8歳の2児の母であり、保育歴15年の元保育士です。
子どもたちに寄り添う言葉かけや遊びかけを心がけ、自分も楽しく!をモットーに育児しています。
子どもたちに寄り添う言葉かけや遊びかけを心がけ、自分も楽しく!をモットーに育児しています。
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お役立ちコンテンツ
材料:
声の大きさボード(なくてもオッケー)
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