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【3,4,5歳】どもり・吃音で子どもがスラスラ話せない時に家庭で注意したいこと
主に以下のことに気を付けて話をすることで、自己肯定感を育むことを意識することが大切です。
・話している時に口をはさまないこと
・言葉の先取りをしないこと
・言い直しをさせないこと
・吃音が出てもいいと伝えること
・代わりの行動をつたえること
声かけのシーン(背景・導入)
子どもの話し方、喋り方、発音で気になることはありませんか?
どもりや吃音(きつおん)で、うまく話せない子どもは、周囲にからかわれることも多く自信を失いやすいとされます。
そのため、家庭内では自己肯定感を育むコミュニケーションを心掛けていきましょう。
吃音は、成長とともに口周りが発達して気にならなくなるケースもありますが、「そのうち治るだろう」「舌足らずで可愛いからいっか」と放っておくのは推奨されません。
吃音にはいくつか種類があります。
・最初の音を繰り返す 「あっ、あっ、あっ、あのね」
・最初の音がのびる 「おーーーはよう」
・最初の音がでにくい 「…ッ!ッ!おはよう」
吃音のある子どもは、ことばが出ない自分にびっくりしたり、うまく話せないことに自信をなくしていきます。周囲から「はっきり言いなよ」「え?なんて?」と言われることが増えると、話すことがだんだんと苦痛になっていき、さらに吃音が悪化してしまいます。
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こんな「声かけ」がおすすめ!
■話しているときは口をはさまない
×「ゆっくり」「深呼吸して」「落ち着いて」は逆効果です。
〇「うん。うん。」と口角をあげてゆっくりうなずいてあげましょう。
■ことばの先取りをしない
×「(言いたいことを察して)ああ、ボールで遊びたいのね?」
〇「(子どもの発言に合わせて)うん、ボールで…?うんうん…。そう。ボールで遊びたいのね。」
■言い直しはさせず、言いたいことは伝わったと示してあげる
×「じゃあ、もう1回スラスラ言ってみようね」
〇「ボールで遊びたいんだね。じゃあ一緒にあそぼうね」
■伝えようとしてくれたことをねぎらう
「教えてくれてありがとね」
「お話がきけて楽しかったぁ」
■吃音が出てもいいと伝える
「あっ、あっ、ってなってもいいんだよ」
「あっ、あっ、あっ、ってなっても、そのままお話してね」
■代わりの行動を教える
「おはようってうまく言えないときは、ハイタッチしてみようね」
「さようならってうまく言えないときは、バイバイって手をふろうね」
お子さんの様子で気になることがあったら、この分野の専門家である言語聴覚士に相談してみてくださいね。
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こんなお子さんにおすすめ!
参考・外部リンク
※最下部のダウンロードリンクより幼児期用リーフレットが閲覧できます