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【心の柔軟性】イライラする時、親子で心が軽くなる本「りゆうがあります」
声かけのシーン(背景・導入)
想像力は人を寛容にします。
「りゆうがあります」はいたずら盛りのお子さんと一緒に読んで、親子で心の柔軟性について考えるきっかけになる本です。
イライラしながら叱っているとき、注意しているとき、うなってしまうほど面白い理由で言い訳をされたら、何だか少し冷静になります。
はなをほじるのも、道に落ちている物を拾ってきてしまうのも、
「ちゃんと理由があるんだよ」と返されたら、思わず聞いてしまいますよね。
私も息子も大好きな絵本、ヨシタケシンスケさんの「りゆうがあります」をご紹介します。
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「ぼく」は鼻くそをほじる癖があります。
「おぎょうぎがわるいから」と叱るお母さんに
「ちゃんとしたりゆうがあればハナをほじってもいいんじゃないだろうか」とかんがえます。
「ぼく」は鼻の奥に「ウキウキビーム」が出るスイッチがあって、それを押しているのだと説明します。
奇想天外な言い訳に、お母さんは怒る気にもなりません。
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あとからあとから面白い言い訳が出てきて、誰が読んでもクスッと笑ってしまうお話です。
子育てにはたくさんの余白が必要です。
叱っている内容も忘れてしまうほどのユーモアも時には必要です。
イヤなことをされたときも「なにかりゆうがあったのかな」と考えると、自分のイライラを少し癒すことができますね。
疲れてしまっている時ほど、ユーモアを取り入れることを心がけましょう。
ヨシタケシンスケさんの絵本はどれもクスッと笑って深く考えさせられるものばかりです。
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気になっている癖や、どうしてもやめられない行動について質問してみるのもいいでしょう。
「〇〇くんはどうしてシャツだしっぱなしなの? それも理由がある?」
もしかしたら、ものすごい理由が登場するかもしれませんね。
「あのひとにも何かりゆうがあるんじゃない?」
「そうだね、きっと……」
このように考えられるようになると、自分のことや家族にたいしてだけでなく、他者に対して寛容さがうまれてます。
周囲に対して寛容な態度が身に着くと、自分の問題に対して集中してとりくむ余裕ができるのです。
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こんなお子さんにおすすめ!
参考・外部リンク
作 ヨシタケシンスケ
https://www.php.co.jp/riyuga/
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