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取り掛かりが遅い、場面の切り替えが苦手な子どもの行動を促す声かけ
急に場面を切り替えるのではなく、まずはスタートラインに立つための言葉を用意してみましょう。
この記事では、無理なく場面を切り替えられるように子どもをサポートする声かけを紹介しています。
声かけのシーン(背景・導入)
とりかかりの遅い子が「はじめのいっぽ」を踏み出すのは大仕事です。
「なかなか切り替えが出来ずに、次の行動に移れない」
「やると言ってから全く動かない」
「〇〇しようね、といったのに指示が通らない」
場面の切り替えが苦手な子はたくさんいます。集団行動の場面でも多く見られることですね。
大人たちの都合とは別に、子どもたちは自分のことに一生懸命集中して生活しています。
なかなか自分を取り巻く場面の把握をするのはたいへんなことなのです。
場面が変わることを知らせてあげるために、事前の準備が必要です。
急に切り替えさせるのではなくて、スタートラインに立つための言葉を用意してみましょう!
体を動かしてみるのも良い切り替えスイッチになります。
行動を細かく分けて指示を出ししてあげるのも効果的です。
めんどくさがりの「ゆっくりさん」と慎重すぎて一歩を踏み出せない子ではアプローチが違いますが、今回は特に急ぐのが苦手なお子さんにむけて、無理なく物事を始められる声がけをご紹介します。
広告部分
こんな「声かけ」がおすすめ!
●「スタートラインにつくよ、3.2.1.ようい!」
とりかかりが遅い子には、準備する段階でカウントをしてあげます。
例えば、片付けの場面なら、
●「これから本のおかたづけだよ。本の所までよーいどん!」
「本棚まですぐ来られたね!」
本棚まで行く、本を手に取る、本棚にしまう、という動作を別々に分けてあげると
片付けという大仕事が簡単になったように感じられます。
スタートラインについたことをたくさん褒めてあげてください。
準備が出来たら今度は、実際に活動を始めるためのカウントダウンです。
●「拾う係をやって! わたしは本棚に入れる係ね! よーい、どん!」
最期まで全部一人でやると思うと、めんどくさがり屋さんは途端に投げ出したい気分になります。
一つの動作を決めて、係になってもらいましょう。
馴れてきたら、係の動作を増やします。
始めることに負担がなくなるまでは、全て一人でやることにこだわる必要はないと思います。
まずは始められたことを大いに喜びましょう!
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