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子供が大人の話に割り込む!話を遮る心理や対処法について紹介します。
記事の目次
サマリー
子供が人の話を遮って割り込んでくる。会話に急に入ってきて、
「僕が好きな乗り物はね!」
「このゲームはね!」
と自分の話したいことを一方的に話す子供に悩んでいませんか?
この記事では、子供が人の話を遮って自分の話を始めてしまう背景や、子供が適切な言動をとれるように、ママパパが日常で実践できる対処法と声かけをご紹介します。
記事の執筆者
子供が人の話に割り込む背景
子供が人の話に頻繁に割り込んでしまうような場合、その背景には次のようなものがあります。
話しかけるタイミングが分からない
子供は会話の流れを読む能力がまだ発達しておらず、いつ話し始めるべきかを理解するのが難しいときが多々あります。
他人の話が一区切りしたタイミングを見極める能力は成長するにしたがって少しづつ獲得されていくものですが、この能力が未発達だと、不適切なタイミングで会話に割り込むような形になってしまいます。
特に親同士・大人同士で話をしていると会話の内容が全く分からず、どこが区切りなのかを判別するのが難しいことがあります。
思いついたことを言わずに我慢しておけない
子供は大人よりも衝動性が強く、思いついたことをすぐに表現したくなってしまいます。
会話に上手く混ざったり上手く話しかける為には、この衝動性をコントロールする必要があります。
会話のマナーを知らない
会話のマナー自体を知らない、理解していない。ということも多々あります。会話のマナーを学ぶには実際に人と話をすることによる実践と学習が必要です。
他人が話をしている時は静かに効く
質問があるときは手を挙げる
など、繰り返し伝えていく必要があります。
相手や場の空気感がよめない
子供の年齢にもよりますが、小さい子どもは他人の感情や場の雰囲気を読み取ることが苦手です。
その為、ふさわしくないタイミングで話し始めてしまうことがあります。
また、子供によっては、いつまでも自分の話がやめられなかったり、周りが嫌そうな顔をしていることにも気づかなかったりします。
これはお子さんの生まれ持った特性で、すぐに改善されないこともあります。
ただ、会話を遮る、会話に無理に割り込むといったことが続くと、周囲から
「あいつなんなの?」
と思われてしまい、本人の意図しないところで嫌われてしまうことにつながりますから、早めに介入してあげれると良いですね。
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子供が人の話に割り込んでしまう時の対処法・声かけ
■話したいときは、まず一声かけるように教える
「友だちが話しているときは、"一緒に話してもいい?"って聞こうね」
「一緒に話したいときは、"僕も話に入れて"って言おうね」
■話し出す前に一呼吸おくよう教える
「話したいことを思いついたら、みっつ数えようね」
「話す前に、誰に、何を話したいのか、考えようね」
■会話のマナーを教える
「人が話している時は最後まで聞きます」
「自分だけたくさん話しません」
「順番に話します」
「話を変えるときは"ちょっと話変わるけど"と言います」
■ママパパと聞き役の練習をする
「聞き上手になると、おしゃべりが楽しくなるよ」
「ママパパが話す役をするから、〇くんは聞く役をやってね」
「じゃあ次は〇くんが話す番だよ。ママパパが聞く役になるね」
■気づかせて正しい言動を実践させる(少しテクニックが必要です)
ママ「でね、xxxx」
パパ「そうなんだ、xxxx」
子供「この新幹線がね!!」
ママパパ「(…静かになるまで無表情でじーっと見つめる)」
子供「(あれ?ママパパどうしたんだろう?)」
ママパパ「人が話しているときに、お話したいときは、どうするんだっけ?”僕も話していい?”だよ。言ってみて?」
子供「僕も話していい?」
ママパパ「そうそう、さすがだね!お話どうぞ!」
ある程度は個性として受け止めながらも、適応的な行動を身につけていけるよう、大人がサポートしてあげましょう。
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